【西武】松井稼頭央監督インタビュー キャンプに向け「今年は特に『よし始まるな』という思い」

2月6日放送のライオンズエクスプレスでは、埼玉西武ライオンズの松井稼頭央監督にインタビューした模様を放送した。キャンプイン前夜の心境を訊いた。

――(キャンプ地の)南郷に入る前の晩は、寝つきが良くなかったと聞きました。それだけわくわくしていた?
松井「わくわく、そわそわしていました」

――去年の今頃はどうでしたか?
松井「覚えていないですけど、今年は特に『よし始まるな』という思いですね」

――去年はそのようなことは言っていませんでした。
松井「本当ですか。じゃあ多分(わくわくして)なかったのでしょう。今年はすごく感じましたね。全然寝られなかった。寝なくてもいいかと思うぐらいだったので、興奮していたのか、『よしいよいよ始まるな、楽しみだな』という思いが強かったのかもしれません」

――前日(2月5日)、雪の影響で羽田から宮崎への飛行機が飛ばなかったら、南郷入りはどうなっていた?
松井「いろいろ話は出ていた。5日のうちに入るのか、入るなら福岡まで新幹線で行って、そこから鹿児島中央までこちらも新幹線で行って、そこからバスで宮崎に行くしかないのではないかという話まで出ていた。前日にその可能性があるからという話があったのですが、僕も決めきれなかった。8時間以上かけて移動するのは選手なので、空港に行って本当に欠航なった場合にみんなで話した方がいいのではないかと思っていた。もしくは次の日に移動して、軽く自主練みたいに体を動かして、(本格的に始動するのは)7日からなのかなとも思っていました。無事に昨日宮崎に入れてよかったです」

――室内練習場の地面が人工芝に、しかもベルーナドームと同じになった?
松井「そうです。朝少し見てきました」

――これは監督がリクエストを出した?
松井「リクエストというか、土より芝の方が雨天練習を考えると、投内連携ができたり、練習の幅が広がるというところもあったので、今回さらにそういう環境を整えていただけたので非常に嬉しいです」

――動き方も違ってきますよね?
松井「違いますし、怪我のリスクも少し怖いところがあったので、少し軽減されるでしょうし、練習の幅も広がると思うので、そういう意味では本当に日南市、南郷町を含めてそういった環境を整えていただけたことは非常に良かったです」

――南郷のカツオ1本釣り漁船が漁獲高で、宮崎県としては初めて日本一を取ったそうですね?
松井「そうみたいですね。昨日宮崎に着いて、市長からの言葉の中で言っていました。それにかけて僕も1本釣りできるようにと思いました」

――監督は何を1本釣りしますか?
松井「もちろんリーグ優勝、日本一を1本釣りできるようにしたいです」

――束の間のオフはどのように過ごしていましたか?
松井「普段と変わらずです」

――過去の試合の映像などを見直したりした?
松井「過去の映像は見ないですね。当然(選手たちは)自主トレなどをやっていますので、その映像を見たり、コーチの話を聞いたり、あとはデータのことも含めて何かチームでできることがないかと思い、防御率であったり、出塁率とか、得点といった数字を出してもらったりしました」

※インタビュアー:文化放送・斉藤一美アナウンサー

© 株式会社文化放送