花粉症シーズン本格化へ 薬局では薬不足も 広島

先週の雨模様から一転、今週は「花粉症」シーズンが本格化しそうです。そんななか新型コロナやインフルエンザで問題となった薬不足が花粉症でも課題となっています。

女性「(今年は症状)ちょっと早いかもしれない。目と鼻とのど全部です」

男性「2、3日前からくしゃみが出るようになってきた。ゴルフをするのでする時には花粉が付かないようなスプレーを顔に吹き付けてみたりとか。もう地獄です。地獄だけどゴルフがしたいから…」

女性「少し出てます。目がかゆくなるくらい。この時期が来たな、春が来たなと。目がかゆいから病院行かないといけなくてちょっとつらいです」

東区の薬局では花粉症の患者が多く訪れるなか、とある問題に直面しています。

ノムラ薬局 岩本義浩さん「咳止めはまだ全く来ない薬もあるし、あとは漢方薬ですね。そういうものも不足しています」

医薬品メーカーの不祥事などをうけ、新型コロナやインフルエンザの流行時にせき止めなどの薬不足が全国で相次ぎました。

これから本格シーズンを迎える花粉症でも処方される薬にも影響が出ています。

ノムラ薬局 岩本義浩さん「モンテルカストという薬です。鼻つまりとかせきとかに使うアレルギーの薬ですが供給が不足していて困っている」

こちらの抗アレルギー剤はこの薬局では月に1500錠ほど処方されますが、今月は3分の1にも満たない量しか入荷されなかったといいます。

ノムラ薬局 岩本義浩さん「普段だと注文したら翌日に届くんですが段々届かなくなって今は月初めに届くくらい。今のところは大丈夫ですけど徐々に無くなって患者にごめんなさいというのが一番厳しいですね」

この薬局では近隣の薬局との連携や代わりの薬を処方するなどして対応していくとしています。

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