兄弟愛いつまでも続いて 姉妹提携30周年を祝う 沖縄とサンタクルス県 ボリビア

サンタクルス県の伝統的踊りが披露された=ボリビア・オキナワ第1移住地

●ワールド通信員ネット@ボリビア

 【山城博明通信員】沖縄県とボリビア・サンタクルス県は1992年11月に姉妹提携を締結した。30周年記念イベントは諸事情のためずれ込んでいたが、今月4日にオキナワ日本ボリビア協会の文化会館ホールで行われた。式典は「かぎやで風」で幕開け。琉球舞踊、琉球国祭り太鼓の創作エイサー、サンタクルス県の民族舞踊などが披露された。

 会場には地域住民やサンタクルスからも多くの人々が来場し、イベントを楽しんだ。

 在サンタクルス領事事務所の岡本弘所長は「今年はオキナワ移住地入植70周年の年でもある。両県の交流がますます深まる事を祈願します」とあいさつ。

 サンタクルス県経済発展部のフェルナンド・メナチョさんは「サンタクルス県の人々は日本人移住者から多くのことを学んだ。共存共栄し、さらなる交流を深めて行きましょう」と期待を込めた。

 比嘉徹ボリビア沖縄県人会長も両県の兄弟愛がいつまでも続くことを願うと述べた。

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