犬猫の生涯必要経費についてもご紹介
パパの歌声で「スイッチ」が入ったような兄弟猫が、X(旧Twitter)で注目を集めています。
投稿したのは、Xユーザーの「@ponpokopontanu」さん。
当ポストには2024年2月19日時点で420件を超えるいいねが集まり「パパやめて!!笑」「パパは呪いの歌の唄い手……!?笑」といったコメントが寄せられるなど話題となっています。
また記事の中盤では、犬猫の生涯必要経費についてもご紹介します。
※ポストの画像は【写真】をご参照ください。
※今回ご紹介するポストは、投稿者様の掲載許可を頂いております。
※編集部注:外部配信先では図表などの画像を全部閲覧できない場合があります。その際はLIMO内でご確認ください。
歌声を聞くまでは仲良しだった猫ちゃん兄弟
「仲良しだったのにパパの変な歌声でおかしくなった兄弟」というコメントとともに投稿されたのは一本の動画でした。Xで話題になっているのは、猫の「たぬ吉」くんと「ゆきお」くんです。
左側にはゆきおくん、右側にはたぬ吉くんが寝そべっています。身体を密着させてゴロゴロする2匹。
ゆきおくんは、大好きなたぬ吉くんの身体をお手入れしています。表情豊かなたぬ吉くんも、とっても気持ち良さそう!2匹はとっても仲良く過ごしているように見えましたが……?
犬や猫を飼うために必要な「生涯必要経費」
ここから少し、ペットに関する数字をご紹介していきます(投稿された内容については、この次のページにも続きますよ)。
犬や猫を飼うためには、フードや医療費はもちろんのこと、予防接種費、去勢手術の費など、多くの経費を必要とします。
一般社団法人ペットフード協会はペット関連企業のマーケティング施策や商品開発を後押ししたり、ペットの飼育率向上を図るため、全国犬猫飼育実態調査を行っています。
「令和5年 全国犬猫飼育実態調査」の結果を元に、犬、猫それぞれの「生涯必要経費」はいったいどのくらいなのか、2021年から2023年のデータをご紹介します。
犬の生涯必要経費は、個体差には大きく左右されない結果に
まずは、犬の生涯必要経費を見ていきましょう。
犬の大きさ別にそれぞれご紹介します。
※()内は平均寿命
※ 犬の年齢ごとに算出した平均支出金額を平均寿命まで足しあげることにより算出
【2021年】生涯必要経費
犬全体:244万8784円(14.65歳)
- 超小型:253万2347円(15.30歳)
- 小型:217万3910円(14.05歳)
- 中型・大型:231万7006円(13.52歳)
【2022年】生涯必要経費
犬全体:251万7524円(14.7歳)
- 超小型:246万8346円(15.31歳)
- 小型:246万133円(14.28歳)
- 中型・大型:305万5401円(13.81歳)
【2023年】生涯必要経費
犬全体:244万6068円(14.62歳)
- 超小型:255万4012円(15.07歳)
- 小型:238万2200円(14.29歳)
- 中型・大型:¥255万9186円(13.86歳)
2023年の中型、大型犬の飼育費用は昨年を下回っています。
特に大型犬の飼育費用は、昨年より約50万円も下回る結果となりました。
続いて、猫の生涯必要経費を見ていきましょう。
猫の生涯必要経費は、内猫と外猫で30万円の差がある
猫の生涯必要経費も見ていきましょう。
内猫(主に室内で飼育)、外猫(主に屋外で飼育)別にそれぞれご紹介します。
※()内は平均寿命
※ 猫の年齢ごとに算出した平均支出金額を平均寿命まで足しあげることにより算出
【2021年】生涯必要経費
猫全体:153万5678円(15.66歳)
- 外に出る:136万2622円(13.75歳)
- 外に出ない:168万8932円(16.22歳)
【2022年】生涯必要経費
猫全体:131万6467円(15.62歳)
- 外に出る:132万3874円(14.24歳)
- 外に出ない:130万1776円(16.02歳)
【2023年】生涯必要経費
猫全体:149万8728円(15.79歳)
- 外に出る:124万9906円( 14.18歳)
- 外に出ない:153万4047円(16.25歳)
2023年のデータでは、内猫と外猫で、生涯必要経費に30万円近くの大きな開きがみられました。
犬や猫を飼育するには、少なくない費用がかかることを自覚する
ペットを飼育するには、猫で約150万円、犬で244万円と、決して少なくない費用がかかることがわかりました。
迎え入れた家族同然のペットを、その寿命まで飼育するには責任が伴います。
本当に飼い続けられるか、ペットを飼う前によく考えることが重要ですね。
「森のくまさん」に反応する姿がほほえましい
動画からは、部屋に流れている童謡「森のくまさん」が聞こえてきます。パパさんもそれに合わせるように「スタコラサッサッサノサー」と愉快に歌っているようです。
するとウットリしていたたぬ吉くんが「ハッ」といった格好に。「この音はなんだ……!?」なんて驚いた顔をしながら、頭を上げる姿に笑ってしまいます。
するとたぬ吉くんは、ゆきおくんの方を向いてガブリ。じゃれ合いスイッチが入ったようです……!
毛づくろいをしていた弟分のゆきおくんも、負けじと応戦。ふわふわの両手で繰り出されるパンチが視線を惹きますね。それに対したぬ吉くんも、大きく口を開け「ガオーッ」。
仲良くくつろいでいた2匹はゴロンゴロンとじゃれ合いを続けるのでした。パパさんの歌声に何か感じるものがあったのでしょうか……?思わず笑ってしまう家族の一コマは、Xで大反響となりました。
仲良しだったのにパパの変な歌声でおかしくなった兄弟🤣 pic.twitter.com/52lWQWJHpD
— たぬ吉とあきぼうとさやぼう (@ponpokopontanu) February 18, 2024
兄のたぬ吉くんについて詳しいお話をうかがいました!
――出会いのエピソードを教えてください。
先代猫が亡くなって落ち込んでいた時期に、巡り合いました。
――普段はどのような子ですか?
食べる事よりも遊ぶ事が大好きで、よく遊び疲れてハアハアしています。
寂しがり屋で、妻が洗濯をしていると立っちして鳴きだします。
――おもしろい、または珍しいクセなどはありますか?
毎日へそ天や立っちをします。以前、最高記録で100秒立ちました。
立ったまま欠伸や毛繕いをすることもあります。
――自慢のポイントは何ですか?
表情豊かで芸達者です。
以上、SNSで話題の猫ちゃんでした。
参考資料
- @ponpokopontanu
- 一般社団法人ペットフード協会「令和5年 全国犬猫飼育実態調査」