アクセルとブレーキの踏み間違いに注意 高齢者に向けアドバイス 沖縄・浦添署が交通安全講話

 【浦添】高齢者に交通安全の意識を高めてもらおうと、浦添署員による講話(主催・仲西長寿会)が20日、沖縄県浦添市の仲西公民館で開かれた。同署交通課の仲間宗三企画係長が、ユーモアを交えた語り口で事故防止を訴えた。

 高齢者によるアクセルとブレーキの踏み間違いについて、県内で起きた事故を基に説明した。

 当事者の話から「実際はアクセル側に右足を置いていたが、本人はブレーキ側に置いたつもりで踏み込んでしまった」と思い込みに原因があったと解説した。

 また「運転中にイライラしたら、呼吸をフーッと吐いて気持ちを落ち着かせて」ともアドバイスした。

 仲西自治会の伊智高夫会長は「『自分だけは大丈夫』という人が多いが、誰でも被害者になり得る。楽しく学べて良かった」と話した。

棒を使い、人間が認知して行動するまでの反応について説明する浦添署交通課の仲間宗三企画係長(左)=20日、浦添市・仲西公民館

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