静岡県焼津市で２０日、下校中の児童３人が車にはねられ、けがをした事故を受け、警察は２１日、下校時間に合わせて現場付近の通学路で緊急の指導を行いました。
「ピーッ」
「手をあげて渡りましょう。気を付けて！」
２０日午後２時半ごろ、焼津市三右衛門新田の市道で、下校のため横断歩道付近を渡っていた近くの小学４年生の女子児童３人が軽乗用車にはねられました。３人のうち２人が頭の骨や足の骨を折る重傷で、１人は軽傷です。警察は過失運転致傷の疑いで運転手の女（１９）を現行犯逮捕しました。
現場は児童らの通学路で、警察は２１日、下校時刻に合わせて県内一斉に緊急の取り締まりと安全指導を行ない、焼津市の現場でも警察官およそ１０人が児童に声をかけるなどして安全を呼びかけました。
現場付近は、沿道の建物などが近く、見通しの悪さも指摘されています。
焼津警察署 岩見貴雄交通課長：「（運転手は）見通しが悪いと思ったら、まずは減速していただきたい。区画線の塗り直しも重要なことだし、看板の視認性、カーブの位置、いろんな角度から関係機関と連携して対策を講じていきたい」
警察は２２日も通学路での指導・取り締まりなどを行うとしています。
