一畑電車、パターンダイヤ導入へ 日中1時間おき運行に 4月ダイヤ改正

一畑電車(資料)

  一畑電車(出雲市平田町)は、4月1日実施のダイヤ改正で、電車の運行間隔がそろう「パターンダイヤ」を導入する。現在、約40~70分おきに運行している日中時間帯について1時間おきに変更し、全線(北松江線、大社線)で平日は上下計7本、土日祝日は計2本が減る。

 パターンダイヤは午前10時~午後4時台に導入し、松江しんじ湖温泉駅発は毎時45分、電鉄出雲市駅発は毎時25分、出雲大社前駅発は毎時20分に統一する。全て各駅停車とし、平日昼間に北松江線(松江しんじ湖温泉-電鉄出雲市駅間)で運行している急行計6本は廃止する。

 観光客の増加傾向を踏まえ、土日祝日の日中時間帯は電鉄出雲市-出雲大社前駅間の直通便を増便。一方で出雲大社前駅と松江しんじ湖温泉駅を結ぶ直通便は途中の川跡駅までとなり、電鉄出雲市と出雲大社前方面は乗り換えとなる。

 このほか、平日朝に北松江線で運行する特急「スーパーライナー」は、秋鹿町など途中の4駅を通過とし、電鉄出雲市-松江しんじ湖温泉駅間の所要時間を5分短縮する。

【訂正】上下線計10本を計7本に訂正しました。(2月27日10:35)

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