パレスチナ自治政府内閣総辞職へ 首相、アッバス議長に辞表提出

26日、閣議に出席するパレスチナ自治政府のシュタイエ首相(ロイター=共同)

 【エルサレム共同】パレスチナ自治政府のシュタイエ首相は26日、ヨルダン川西岸ラマラで記者会見し、アッバス議長に内閣総辞職の意向を伝え、辞表を提出したと発表した。パレスチナ通信などが伝えた。アッバス氏は受理するとみられ、後任には経済専門家で、パレスチナ解放機構(PLO)幹部のムハンマド・ムスタファ氏の名前が取り沙汰されている。

 イスラエル軍とイスラム組織ハマスによるパレスチナ自治区ガザでの戦闘が続く中、バイデン米政権は戦後のガザを自治政府が統治すべきだと主張し、自治政府に改革を求めていた。

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