あの、アニメ映画の主題歌に込めた思いを明かす「ワル・幾田りらを引き出したいなって」

映画『デッドデッドデーモンズデデデデデストラクション』前章 完成披露試写会舞台挨拶の様子 クランクイン!

アーティストの幾田りら、あのが26日、都内で開催されたアニメ映画『デッドデッドデーモンズデデデデデストラクション』前章完成披露試写会に登壇。幾田とあのはそれぞれが担当した主題歌に込めた思いなどを語った。

浅野いにおによるコミックを映像化した本作は、突如宇宙から襲来した母艦が空に覆いかぶさる東京で、青春を謳歌する門出とおんたん、そして2人の未来が予想もつかない方向へと向かう様を描く。この日は物語に登場するキャラクター「イソベやん」の着ぐるみから浅野も登場した。

ハイパー&ポップな親友・おんたん役で声優初挑戦となったあのは「声がけっこう特徴あるって言われることが多くて。なんとなく興味あるみたいな感じだったので、こんな早くお話いただけて良かったです」とコメント。

ごくごく普通の女子高生・門出の声を務めた幾田は、二度目の声優について「私の声が門出にぴったりだと言ってくださって。初めてお会いした時も、私の演じる門出がそのままみんなの門出になるから、そのままやってくださいって言ってくださって。すごく緊張感と責任感もあったんですけど、その言葉を信じてしっかり臨もうっていう感じでやってました」と回想した。

また、あのは幾田とのアフレコについて「ドキドキしながら。けど、すごいうまくいった感じはあります」と満足げで、幾田も「お互い音楽をやっているからか、間合いとかの相性がすごく良くて」と明かしていた。

主題歌に話が及ぶと、前章の「絶絶絶絶対聖域」を担当しているあのは「普段やられているアーティスト活動では、あまり聞けないような歌声だったりワードも聞きたいなっていうので。僕は普段、シャウトとかデスボ(イス)を使うのが好きで、それを幾田りらにやらせたい!と思って」「寝る時間も削って、本当に白目剥きながら書いた。すごく僕は思い入れがあって」「ワル・幾田りらを引き出したいなって」と笑顔。

後章の「青春謳歌」を担当している幾田は「おんたんと門出の、くだらない日常の会話が聞こえてくるような曲が、私は読者としては絶対欲しいと思って、その思いを基に曲を作らせてもらって。そこにあのちゃんの声をイメージしながら歌詞を書いて」と明かしていた。

アニメ映画『デッドデッドデーモンズデデデデデストラクション』は、前章が3月22日、後章が4月19日より全国公開。

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