鹿児島県さつま町議会は26日の本会議で、防衛省が町内で整備を検討し適地調査を実施予定の弾薬庫(火薬庫)など、防衛施設の調査研究を進める特別委員会の設置を決めた。町議会と町が一体となった施設誘致活動をやめるよう求める陳情1件も特別委に付託した。
特別委は議長を除く議員15人で構成。同日開いた第1回会合で委員長に古田昌也議員、副委員長に有川美子議員を決めた。今後は陳情審査に加え、防衛省や町に聞き取りするなどして弾薬庫整備方針の概要や進ちょく、県内各地の防衛施設の整備状況などを調べる。
古田委員長は取材に、「弾薬庫について、いろいろな意見があることは承知している。町民への情報発信が何より大切で、調査成果は随時報告したい」と話した。