北海道札幌市コンビニ襲撃 犠牲となった40歳男性の死因は出血性ショック 逮捕の43歳男「殺そうとしたことは間違いない」強い殺意か…複数の刃物を所持

事故が起きたコンビニ

札幌市のコンビニで2月25日、店員3人が刃物で刺された凄惨な事件。複数の刃物を持っていた容疑者の動機は一体、何だったのでしょうか?激しく抵抗する男を取り押さえる警察官。これは25日、札幌市北区で撮影された容疑者の男が身柄を確保される現場を捉えた映像です。

警察官に取り押さえられる容疑者

よく見ると、男の手には刃物のような物が…そこにもう1人の警察官が駆け寄り、4人がかりで取り押さえます。地面に伏せる状態となった男。すると…刃物のような物を投げる様子が映されていました。さらに別の映像には…「こっちが先だって!こっちがひどいから」「バックヤードが意識ないですわ」警察官と駆けつけた救急隊の緊迫したやりとりが残されていました。事件は日曜日の早朝、閑静な住宅街で起きました。

現場となった店内の様子

「包丁のようなものを持った男が暴れている」現場は地下鉄北34条駅や保育園、高校などが近くにあるコンビニです。店員の男女3人が相次いで刃物で刺され、このうちバックヤードで刺された大橋恵介さん40歳が出血性ショックで亡くなるなど3人が死傷しました。「警察署から男が出てきました。うつむいて、険しい表情で警察車両へ乗り込みます」(沼田海征 記者)

連行される宮西容疑者

殺人未遂の現行犯で逮捕、26日送検されたのは、現場近くに住む無職、宮西浩隆容疑者43歳です。捜査関係者によりますと宮西容疑者は当時、複数の刃物を所持していました。一方、金を要求するような言葉などはなかったといいます。宮西容疑者は調べに「殺そうとしたことは間違いありません」と容疑を認め、警察は強い殺意があったとみて動機などを詳しく調べています。

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