エバートンの勝ち点10剥奪処分が勝ち点6に軽減…即時有効で17位から15位に浮上

上訴認められて6ポイントに軽減[写真:Getty Images]

エバートンの勝ち点10の減点処分が6ポイントに軽減されることになった。

エバートンは26日、上訴委員会が昨年11月にプレミアリーグ独立委員会によって課された勝ち点10の減点処分を6ポイントに軽減する裁定を下したことを発表。今回の裁定は即時有効となり、現在勝ち点21で17位のチームは勝ち点25で15位に浮上することになった。

エバートンは今回の上訴委員会の裁定を受け、以下の声明の伝えている。

「エバートンは、上訴委員会が11月にプレミアリーグ独立委員会によって課された減点を10ポイントから6ポイントに軽減し、即時発効するという結論を下したことを確認できます」

「クラブはまだ上訴委員会の決定を消化中ですが、私たちは上訴の結果、制裁ポイントが軽減されたことに満足しています」

「私たちは、上訴委員会が、関連するEFL規則の下での立場を含む、クラブが委員会に認識させた利用可能なベンチマークと照らし合わせて評価した場合、当初課されていた10点減点が不適切であるとみなしたこと、および以下に基づいて課される9点減点を考慮したことを理解しています」

「また、クラブが最大限の誠実な行動を怠ったという当初の委員会の認定を覆す上訴委員会の決定に特に満足している。この決定は、減点と同様に、控訴審のクラブにとって非常に重要な原則事項となりました。したがって、クラブはその魅力を追求することに正当性があると感じています」

「上訴委員会の決定と前向きな結果にもかかわらず、クラブは2023年6月に終了する会計期間に向けて進行中の訴訟に関してプレミアリーグに協力することに引き続き全力で取り組んでいきます」

「クラブはこの決定の広範な影響をまだ検討中であり、このプロセスを通じてファン諮問委員会と他のファングループに感謝の意を記録に残す以外、現時点ではこれ以上のコメントはありません。そして、継続的なサポートと忍耐力に感謝するすべてのエバートニアンに感謝します」

プレミアリーグは昨年11月17日、独立委員会がエバートンに対して「収益性と持続可能性に関するプレミアリーグの規則(PSR)」に違反したと判断。即時の勝ち点10剥奪の処分を言い渡していた。

プレミアリーグは今年の初めにエバートンに対して告訴状を出し、独立委員会に付託。エバートンは2021-22シーズンのPSR違反を認めたものの、それ以上に違反があったとされ、プレミアリーグが主張していた1億2450万ポンド(当時のレートで約238億円)の損失があることが認められて処分を受けていた。

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