逗子市、ゴルフカートを住民の足に 今秋から実証実験、乗車料金は無料

逗子市が導入を検討している7人乗りのグリーンスローモビリティ(ヤマハ発動機提供)

 高齢者の新たな足を確保しようと、神奈川県逗子市は2024年度、ゴルフカートと同等の小型車両「グリーンスローモビリティ(GSM)」を市内で運行する実証実験を行う。路線バスのバス停から、住民の利用しやすい場所まで運行する計画で、今秋から運行を目指している。市は関連事業費として同年度一般会計当初予算案に348万円を計上した。

 導入を検討しているGSMは7人乗りで、時速20キロ以下で公道を走ることができる。動力は電動で環境負荷が少なく、狭い路地も通行できる。日中の時間帯に1日6、7便程度、既存のバス停から各地域を巡る計画。運行期間は約3カ月間で、乗車料金は無料となる。

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