水中ロボットが水道タンク内を清掃・点検調査 水を抜かずに効率良く作業 静岡・三島市 

水中ロボットを使った水道タンク内の清掃と点検調査が、静岡県三島市で実施されました。

こちらがそのロボットです。暗い中でも作業ができるようにライトがつき、ベルト式の車輪で動きます。作業の対象はコンクリート製の水道タンクで、およそ2000立法メートルの水を蓄えることができます。ロボットにはカメラがついていて、作業員は内部の映像をモニターで確認しながら遠隔操作で作業を進めます。沈んだものを吸い込んで取り除いたり、タンクの底や側面の劣化の状況を動画で記録出来たりするそうです。従来は職員が内部に入って行っていた作業ですが、水中ロボットの活用で水を抜かなくてすみ、効率がよくなりました。

三島市水道課 佐野信之課長:「今まで人が入っていると中の水を抜かなければならない。断水とかの影響も出てくるが、今回は水を抜かないことになるので、皆さんの生活を妨げる事なく作業ができる」

三島市では、今後も年に一度のペースで水中ロボットを稼働していく予定です。

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