レアル合流が先延ばしに?…パルメイラス、17歳FWエンドリッキの“移籍延期”を要請か

今年夏のレアル・マドリード加入が決定しているパルメイラス所属のブラジル代表FWエンドリッキについて、新天地への合流が延期となる可能性が浮上しているようだ。25日、大手スポーツ専門チャンネル『ESPN』が伝えている。

2006年7月21日生まれで現在17歳のエンドリッキはセンターフォワード(CF)を主戦場とするプレーヤー。母国の名門パルメイラスの下部組織出身で、2022年10月にトップチームデビューを飾った。同クラブではここまで公式戦通算63試合に出場し18ゴール2アシストをマーク。昨年11月にはブラジル史上4番目に若い「17歳3カ月26日」で待望の“セレソン”デビューを果たし、ここまで国際Aマッチ通算2試合に出場している。

レアル・マドリードはそんな若き“超新星”と2022年12月に契約を締結。移籍金は推定6000万ユーロ(現在のレートで約98億円)と報じられており、エンドリッキが18歳となる2024年夏に新天地へ合流することが発表された。しかし、今回の報道によると、パルメイラスは同選手を2024年末まで残留させるべく動いており、近日中にレアル・マドリードに正式要請する可能性があるという。

パルメイラスはエンドリッキの“移籍延期”が困難であると認識しているものの、2024年末までの引き留めについては諦めていない模様。レイラ・ペレイラ会長は同選手の代理人およびレアル・マドリードのチーフスカウトを務めるジュニ・カラファト氏との交渉を画策しているという。なお、カラファト氏は今週ブラジルを訪問する予定となっているため、近日中にクラブ間での具体的な話し合いが行われる見込みだ。

一方でエンドリッキ本人は今年夏の新天地行きを強く望んでおり、レアル・マドリード側もアメリカで開催予定のプレシーズンツアーに参加させたいと考えているようだ。

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