「衝撃爆弾だ!」台湾が誇る超人気チア、リン・シャンのライバル球団電撃移籍に地元メディアも驚き!「最強の補強」「日本でも“奇跡のチア”で注目」

台湾出身のプロチアリーダーで、モデルにタレント、女優とマルチに活躍するリン・シャンさんが2月26日、公式インスタグラムで電撃発表を行なった。15日に3年間在籍したプロ野球「楽天モンキーズ」のチアチームを退団したが、あれから11日後にライバルチームである「味全ドラゴンズ」への移籍決定を伝えたのだ。

インスタとフェイスブックのフォロワー数が合計で250万を超える26歳は「今年はみんなで龍と踊れることを願っています。いろいろ教えてください」とのメッセージを添え、“ドラゴン・ビューティーズ”の最新コスチューム姿で撮った一枚を投稿。コメント欄には楽天と味全の両ファンからの惜別や歓喜の声が入り乱れ、半日で600件近い書き込みが寄せられている。

いまや国民的な人気を誇るインフルエンサーの移籍劇に、地元メディアも驚きを隠せない。『自由時報』紙は「衝撃爆弾だ! 味全ドラゴンズがリン・シャンを迎えるという最強の補強を敢行」と題して、「オスシーズンに積極的な選手補強を行なった味全がチアチームもグレードアップさせた。すでに3月30日の開幕戦デビューに向けて仲間たちとトレーニングに励んでいる」と報じた。
さらに同紙は「リン・シャンは16歳からモデルとして活躍しており、ピュアでチャーミングな顔立ちとセクシーな体型で広く愛されてきた。活発で気さくな人柄も相まって、台湾、日本、そして香港にも多くのファンを持つ。日本では“奇跡のチア”と呼ばれて人気を博している」と紹介。そのうえで「あまり知られていないが、リン・シャンは(味全の本拠地である)天母棒球場の近くで生まれ育った。地元ファンからはさっそく大歓迎されており、経済波及効果も大いに期待できそうだ」と伝えている。

昨年3月のワールド・ベースボール・クラシック(WBC)では台湾代表の公式チアチームに抜擢され、大会公式SNSを通してキレッキレのダンスが世界中に発信された。韓国や台湾のプロ野球では、ホームスタジアムの盛り上げとチアチームは切っても切れない関係。味全は2023年の台湾シリーズで楽天に4勝3敗で競り勝ってチャンピオンに輝いたが、まさに宿敵から大物を引き抜いたことになる。

構成●THE DIGEST編集部

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