「このままだと雨で屋根が腐る」うその説明をして必要のない工事契約を結ばせた藤枝市の工務店に半年間業務停止を命じる 静岡県

静岡県は訪問販売でうその説明をして、客に必要のない工事契約を結ばせたなどとして、藤枝市に本店を置く業者に半年間訪問販売の一部業務を停止するよう命じました。

21日付けで半年間の業務停止命令を受けたのは、藤枝市瀬戸新屋の工務店です。

県によりますと、従業員らはおととし9月ごろから販売訪問で「屋根瓦が傷んでいる」「このままだと雨水で屋根が腐る」などと客にうその説明をし、5軒の住宅で屋根の修理工事を契約させるなどしました。

県は工事の必要がないのにも関わらず、うその説明をして契約を結ばせることなどは、悪質な勧誘の防止などを定めた特定商取引法に違反すると判断したということです。

この業者に関する相談は2020年から21日までに58件あり、県はこのうち40歳から97歳の男女41人の契約を確認し、契約の総額はおよそ1450万円に上るということです。

© 静岡朝日テレビ