<いらぬ親切>普通に餃子を頼んだのに、店員「にんにくとニラ、抜いておきました!」女性陣「え!?」

友人たちと居酒屋へ行った時の体験談です。私たちはおしゃれやヘルシーとは無縁の女子4人で、生ビールと焼酎、ハイボールがあれば中年男性ばかりのお店でもへっちゃら。おいしい料理が食べられたら満足だと思っていたのですが……。

名物の餃子を注文

その居酒屋は、中年男性に人気の昔ながらのお店でした。手作りのおつまみがとてもおいしいお店です。店内はかなりガヤガヤしているので、大きな声で話したり笑ったりできる気さくな雰囲気が魅力でした。

私と友人3人とも次の日が休みなので、今夜は思いっきり食べて飲もうという日でした。生ビールとハイボールの無限ループで、楽しい女子会を繰り広げていました。そこで、そのお店の名物だという餃子を注文しました。

思いがけない気遣い

確かにどのテーブルにも餃子があったので、おいしい物好きの私たちの期待が高まりました。しばらくしておいしそうな餃子を持ってきてくれました。すると優しい店員さんは、こう言いました。

「女性のお客様ですから、餃子ににんにくとニラ、入れていないんですよ〜」

え!?

確かに私たちは全員女性です。餃子を頼んだ以上にんにくもニラもウエルカムですよ〜! と言いたかったのですが、心の中でつぶやいておきました。良かれと思ってしてくれたことだとは思うのですが……。にんにくもニラも大好きだし、女性を理由に、希望も聞かずにそれらを入れない店員さんの対応に、私たちは少し寂しく感じました。

確かに、にんにくやニラの臭いが気になる女性は多いかもしれないので、きっとありがたいと思われていたサービスなのかもしれません。しかし、匂いを気にする人は、女性だけでなく、男性にもいるのではないでしょうか。

気遣いをしてくださったことはありがたいのですが、相手が女性でも男性でも、何か一声掛けてからサービスをしてくれた方が、より多くの人が喜ぶのではないのかなと思った出来事でした。

にんにくやニラがたっぷり入っていたわけではないですが、パリッとした皮とジューシーな肉汁がしたたる餃子は、とても美味しかったです。次回行く時があれば、私たち側から「にんにく & ニラ入りの餃子も食べたいんですが」と提案してみようと思います。

※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

ltnライター:鈴木まさ美

© 株式会社ファッションニュース通信社