NY外為市場=ドル下落、米インフレ統計など重要指標控え

[ニューヨーク 26日 ロイター] - 終盤のニューヨーク外為市場では、ドルがおおむね下落した。米連邦準備理事会(FRB)による利下げ開始時期を探る上で今週発表される米耐久財受注とインフレ統計が注目されている。

ドル指数は0.2%安の103.78。一方、ドル/円は0.1%高の150.71円となった。

暗号資産(仮想通貨)では、イーサが8%高の3177ドル、ビットコインが6.89%高の5万4506ドルとなった。

27日には米耐久財受注が、29日には1月の米個人消費支出(PCE)価格指数が発表される。

また、今週はニュージーランド準備銀行(RBNZ、中央銀行)の金融政策決定会合や中国の購買担当者景気指数(PMI)、欧日豪のインフレ統計も発表される。

バノックバーン・グローバル・フォレックス(ニューヨーク)のチーフ・マーケット・ストラテジスト、マーク・チャンドラー氏は「市場はやや慎重で、ドル/円の主な要因は米債利回りだ」と指摘。「昨年の第4・四半期は、市場はFRBの利下げに対して非常に積極的になり、第1・四半期前半には市場が調整し、金利とともにドルが上昇した。その調整は終わり、27日の耐久財受注を皮切りに軟調な経済指標が出始めると思う」と述べた。

ユーロ/ドルは0.3%高の1.0852ドル。

ドル/円 NY終値 150.69/150.72

始値 150.68

高値 150.83

安値 150.53

ユーロ/ドル NY終値 1.0847/1.0851

始値 1.0851

高値 1.0859

安値 1.0839

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