「出たい気持ちはある」ウェストハムで好調維持、出番を待つなでしこ林穂之香「相手を見ながら使い分けを」

なでしこジャパンのMF林穂之香[写真:©超ワールドサッカー]

なでしこジャパンのMF林穂之香(ウェストハム)が、北朝鮮女子代表との第1戦を踏まえ、国立競技場での第2戦への意気込みを語った。

なでしこジャパンは24日、パリ・オリンピックアジア最終予選第1戦となる北朝鮮女子代表戦をサウジアラビアで行い、0-0の引き分けで終えた。翌日に現地でのトレーニングを挟み、26日に帰国。コンディション調整に重きをおいた軽めのトレーニングを行った。

林は初戦の結果について「もちろん勝ちには行きましたが、0-0で次ホームで戦えるので、そこはマイナスに捉えずポジティブに、次の試合に集中していこうという風になっています」と、"180分"での戦いを見据え、遠征地での引き分けをチームとしても前向きに捉えていると語る。

第1戦はベンチから見守ることとなったが、「相手も警戒してフォーメーションを組んできたので、崩しにくかったところはあったと思いますけど、駆け引きや、背後と手前の使い分けなど、試合の中、相手を見ながらできたらいいなとは思いました」と俯瞰する。

なでしこの中盤層は厚いが、だからこそ柔軟な選手起用や3バックとの使い分けも可能となっているはず。林は2月、FA女子スーパーリーグ(FAWSL)では、プレーヤー・オブ・ザ・マッチ(POTM)選出や月間最優秀選手にもノミネートされるなど、好調を維持。海外生活4年目を迎えた25歳は来るべき時に備えている。

「もちろん試合に出たい気持ちはあるので、出場があった時には、結果でチームに貢献できるように、(スタメンでも途中出場でも)どちらの可能性もあると思って、それまでの時間でしっかり準備していきたいです」

「次の一戦でオリンピックに行けるかどうかというところなので、自分たちが勝ち取れるよう、逃さずにつかみ取りたいなと思います」

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