ゆめタウン運営イズミにランサムウェア攻撃、発注システムに支障あり一部品薄状態も

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株式会社イズミは2月16日、同社グループへのランサムウェア攻撃について発表した。

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これは2月15日に発生したシステム障害の調査・分析を行ったところ、同社グループの複数サーバがランサムウェアによって暗号化されたことを確認したというもの。

同社では現在、全店舗で通常営業を行っているが、2月19日午後5時時点で下記のサービスについては休止している。

・ゆめアプリ「ゆめカードをお持ちでない方の新規ご入会」「ら・ら・らキャンペーン」
・ゆめカード 「新規ご入会」「会員サイト」
・「ゆめオンライン」、「ゆめデリバリー」
・「配達サービス」、「収納代行サービス」、「免税サービス」

同社では現在、対策本部を設置し、外部専門家の助言を受けながら、影響の範囲等の調査と復旧への対応を進めている。

同社によると、発注システムに支障があり、現在は食品売場で一部品薄状態が発生しているが、2月23日(惣菜コーナーは3月中旬)を目途に回復する見込みで準備を進めている。

同社によると現時点で、個人情報の漏えいは確認されていないが、その可能性については調査中。

同社では被害について、2月中を目処に全容を把握するとともに、今後は段階的にシステムを稼働させ、5月1日の完全復旧を目指しているとのこと。

なお同社では、システム障害に伴い、メールシステム含む各種システムの使用を停止しており、連絡手段は電話、FAX、郵送の使用となっている。

同社では2月19日に、システム障害の影響で開店準備に遅れが発生しているため、3月7日に予定していた「ゆめマート新大村」のオープン延期を公表している。

また同社では2月19日に、システム障害の影響で統合に向けての準備作業に遅れが発生しているため、3月1日に予定していた株式会社マルヨシセンターとの資本業務提携契約に基づく四国地域における商品仕入や物流、及びシステム統合を延期すると公表している。

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