福島県南会津町と総合商社「双日」が林業振興推進で連携協定

協定書を手にする渡部町長(左)と金武本部長

 福島県南会津町と大手総合商社の双日(東京都千代田区)は、和精油の原料となるクロモジの栽培などを通じて持続可能な林業振興や地域経済の活性化を推進する。26日、連携協定を締結した。

 双日は、町内針生地区で2022(令和4)年11月からクロモジの植樹・栽培を始めている。今後、国内外のネットワークを生かして和精油を使った事業を繰り広げる考え。町と双日は協力し、持続可能な林業の展開や雇用創出の推進などを目指す。

 連携協定の調印式は町内のみなみあいづ森と木の情報・活動ステーション「きとね」で行われた。渡部正義町長と双日の金武達彦執行役員自動車本部長が協定書を取り交わした。金武本部長は「豊かな森の資源を活用し、町の課題解決に尽力したい」と語った。

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