2024年5月17日より劇場公開される、「ミッドナイトスワン」などの草彅剛が主演し、「孤狼の血」などの白石和彌が監督を務める時代劇映画「碁盤斬り」の、本予告映像が公開された。
映像は、ぬれぎぬをきせられ、妻も喪い、故郷を追われた男・柳田格之進が、1人で歩くシーンから始まる。続いて、格之進の一人娘である絹（清原果耶）の「父上は、いったんこうと決めたら何があっても後には引きません」という言葉と凛としたまなざし。そして囲碁や日々の暮らしに誠実に向き合っている格之進の姿が映し出される。
そんなある日、格之進は旧知の藩士から妻の最期に関する驚くべき事実を聞く。身の潔白の証明のため自ら命を絶とうとする格之進だったが、愛する娘・絹の必死の訴えにより、父と娘それぞれの誇りを賭けた闘いが始まる。さらには、「あの日の約束を、忘れてはおらぬな！忘れてはおらぬな！」と、激高する格之進の姿など、鬼気迫るシーンの数々も映し出される。
あわせて公開された本ポスターは、静寂と暗闇の中、精悍な表情で一点を見据える主人公・柳田格之進の横顔が大きく映し出され、キャッチコピーまでもが斬り落とされたようなデザインとなっている。
「碁盤斬り」は、古典落語をベースにした作品。浪人の柳田格之進は、いわれのない嫌疑をかけられて藩を離れ、亡き妻の忘れ形見の娘とともに、貧乏長屋で米にも困る暮らしをしている。落ちぶれても武士の誇りを捨てておらず、たしなむ囲碁にもその実直な人柄が表れ、正々堂々とした勝負を心掛けていた。そんな格之進は、あるきっかけで隠されていた真実が明かされたことにより、娘のために命を賭けた仇討ちを誓う。自身初の時代劇となる白石和彌監督が主役に熱望した草彅剛と初タッグを果たし、清原果耶 中川大志 奥野瑛太 音尾琢真、國村隼、市村正親、斎藤工、小泉今日子らが出演する。
【作品情報】
碁盤斬り
2024年5月17日（金）全国公開
配給：キノフィルムズ
©2024「碁盤斬り」製作委員会
