ドジャースが便利屋キケ・ヘルナンデスと再契約 1年400万ドル

ツインズとのトレードでマニュエル・マーゴを放出してロースターの枠を空けたドジャースは、その穴をユーティリティ・プレーヤーで埋めた。日本時間2月27日、ドジャースは自軍からFAとなっていたキケ・ヘルナンデスと再契約したことを発表。契約条件は1年400万ドルであることが報じられている。数日前、ヘルナンデスは「ジャイアンツ、エンゼルス、ツインズ、パドレスの4チームから移籍先を決める見込み」と伝えられていたが、最終的に選んだのは自身が慣れ親しんだチームであるドジャースだった。

現在32歳のヘルナンデスは内外野の全ポジションを守ることができるユーティリティ・プレーヤーとして知られており、2015~20年にはドジャースの一員として活躍した。2021年以降はレッドソックスでプレーしていたが、昨年7月のトレードで2年半ぶりの古巣復帰。昨季は2チーム合計で140試合に出場し、打率.237、11本塁打、61打点、4盗塁、OPS.646を記録した。また、ポストシーズンに強い選手でもあり、通算72試合に出場して13本塁打、OPS.893をマークしている。

ドジャースのブランドン・ゴームスGMは「様々な話し合いをしているうちに、キケを呼び戻すことになった。マーゴもチームによくフィットする選手だったけれど、キケのほうがフィットすると感じている」とコメント。「我々はポストシーズンにおけるキケの活躍も知っているし、クラブハウスに何をもたらしてくれるかも知っているからね」とマーゴを放出してヘルナンデスと再契約を結んだ狙いを説明した。

MLB公式サイトが関係者から得た情報によると、ドジャースは今オフ、レイズから獲得したマーゴをトレードの駒として、レッドソックスからケンリー・ジャンセンを獲得することを画策していたという。しかし、レッドソックスとのトレード交渉は初期段階から進展せず、ドジャースは方針を転換したようだ。外野3ポジションを守れるマーゴを放出したものの、内外野7ポジションを守れるヘルナンデスと再契約を結び、ドジャースの選手層はさらに厚みを増した。

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