日野市 強風の影響か 工事現場で外壁崩れる

日野市では、ビルの解体工事の現場で、外壁のパネルが幅80メートルにわたって崩れる事故が起きました。強風による影響とみられています。

記者:「豊田駅の北口なんですが、このように白い壁が大きく崩れてしまっています」

警察や消防などによりますと、2月26日午後1時過ぎ、日野市多摩平にあるスーパーの解体工事の現場で、地上11メートルほどの高さに設置されていた防音壁が、幅80メートルにわたって崩れ、複数枚のパネルが地面に落下しました。

現場の近くにいた人:「なんか、ゴーっていう音がして、女の人がアーッとか言うから後ろ振り向いたら半分くらい落ちてきたのかな。ゴーっとまた音がしてバラバラバラと全部落ちてきて、何枚か下に板が落ちてきたと思いますよ」

日野市では、当時、強風注意報が出ていて、事故は強風による影響とみられ、けが人はいませんでした。

事故の現場はJR豊田駅から、徒歩で3分ほどの距離にある中心街で、通学路も近いことから、保護者から心配する声が聞こえてきました。

小学生の子を持つ母親:「風が強かったとはいえ、びっくりしたので、小さい子を育てる身としては不安ですね。結構落ちてくる直前の様子を見たんですけど、結構バラバラすごい勢いで落ちてきてたんで、学校の時間だったとはいえ…」

現場ではパネルの撤去作業が行われ、警察が当時の状況を詳しく調べています。

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