BYD、インドネシア国際モーターショーに4車種出展

BYD、インドネシア国際モーターショーに4車種出展

15日、インドネシア国際モーターショー2024でBYDの展示ブースを見学する来場者。(ジャカルタ=新華社配信)

 【新華社北京2月27日】中国の電気自動車(EV)大手、比亜迪(BYD)は、今月15日から25日までインドネシアで開かれた「インドネシア国際モーターショー2024」に、コンパクトEV「DOLPHIN(ドルフィン)」とセダン「SEAL(シール)」、コンパクトSUV(スポーツタイプ多目的車)「ATTO 3(アットスリー)」の3車種のほか、ドイツ自動車大手ダイムラーとの合弁ブランド「騰勢(DENZA)」の高級ミニバン型多目的車(MPV)「騰勢D9」を出展した。出展ブースの面積は1505平方メートルに及び、同社にとって1月18日のインドネシア乗用車市場参入に続く新たな一里塚となった。

 BYDインドネシア支社はモーターショーの会期中、インドネシアのマンディリ銀行と了解覚書を結んだ。双方は共同で新エネルギー車(NEV)の普及に努め、手軽なEV購入ソリューションを提供するとしている。

 同支社の趙岳(ちょう・がく)総経理によると、マンディリ銀が掲げるグリーン(環境配慮型)交通とグリーンファイナンスというビジョンは、EVを通じてゼロエミッションのエコシステムを構築するというBYDのビジョンと一致しており、双方は持続可能な発展とグリーンな交通システムづくりに力を尽くしていく。

 BYDの2023年の新エネ車の世界販売台数は300万台を突破し、世界1位の座を守った。年間輸出台数も24万2千台を超え、新エネ乗用車の販売先は62カ国・地域に広がっており、海外での事業展開が進んでいる。

© 新華社