「スコーレパタタ」の味、再び届ける 盛岡、キッチンカーで開業

「スコーレパタタ」の味を復活させた三浦奈津美さん。キッチンカーで出来たてを届ける

 盛岡市民らに親しまれた盛岡スコーレ高敷地内のレストラン「スコーレパタタ」の味が復活した。閉店を惜しむ声を受け、メニュー開発・調理を担っていた三浦奈津美さん(54)がキッチンカーでの開業を決意。市内を中心に出店し、変わらぬ味を届けている。

 同市中ノ橋通の盛岡信用金庫の駐車場に止まったキッチンカー「のっけごはん あるじぇ」。赤いタープに木製の窓枠が、まちの洋食店を思わせる。優しい卵と濃厚なソースの香りに誘われ、休憩中の職員や近所の人々が足を止めた。

 看板メニューは「お包みオムライス」と「とろふわオムハヤシ」(各800円)。どちらも三浦さんの出身校、盛岡スコーレ高が開発した学園トマトケチャップをふんだんに使用し、しっかり味付けするのがおいしさの秘訣(ひけつ)だ。

 出店情報は店のインスタグラムで確認できる。

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