多岐の分野にわたりJBLの好調さが目を引く <販売店の声・売れ筋ランキング1月>

売れ筋ランキングご提供の各店舗のご協力のもとお届けしている「月間売れ筋ランキング」。売れ筋データと共に寄せられた、最前線からの熱い声をご紹介する。

■サブスクとブルーレイで映像・音声の違いを比較体験

オーディオ専門店はお客様に物を購入して楽しんでいただく職業です。最近は肝心の販売するアイテムが段々と減少してきているのが気がかりですが、そうしたなかで、若い人たちにも少しでも興味を持ってもらえるような接客を試行錯誤しています。

例えば、プロジェクターを販売するにあたり、店頭でのデモにも「Apple TV 4K」が活躍するケースが増えてきています。まずは身近なサブスクで体験してもらい、その後に、同じタイトルを今度は4K UHD BDで再生して、映像・音声の差を比較体験してもらっています。地道に粘り強く続けることで、「やっぱり4K UHD BDがいいね!」という認知が増えてくることを願っています。(第一無線)

■多岐の分野にわたりJBLの好調さが目を引く

久しぶりにBowers&Wilkins;のスピーカーに活発な動きが見られ安心した。また、スピーカーの「4329P」「4349」「STAGE A130」、ネットワークプレーヤー「MP350 Classic」など多岐の分野にわたり好調な動きが目につくのがJBLだ。ラックスマンも高額商品を含め幅広い商品が売れているが、こちらは値上げによる駆け込みからアキュフェーズが品薄気味になっている影響もあるのではないだろうか。 (テレオン)

JBL「4329P」
JBL「MP350 Classic」

■新築を機にまとめ買いの相談も増えている

Bowers&Wilkins;「700シリーズ」「800シリーズ」が大変好調でした。新規導入した「REVIVAL AUDIO」ブランドの製品も注目を集めています。アクセサリーではFURUTECHの電源タップ「GTO-D2 NCF」が非常に好評で、電源周りの需要の変化を感じます。また、家を新築されたお客様からエントリークラスを中心にしたまとめ買いのご相談が増えてきました。(オーディオスクエア相模原店)

REVIVAL AUDIO「SPRINT 3」

■イベントも好評、アナログレコード人気健在!

アナログレコードを始めようかなと気になっている方、とりあえず買ってみたという初心者の方、これからさらなるステップアップを目指したい中級者の方をターゲットに、「レコード再生の基本」「針交換による音質の違いの体感」「レコード洗浄や管理方法などのレクチャー」などをお伝えするイベント「アナログレコードをもっと楽しもう!」を昨年12月23日に開催しました。

今年も2月10日に「オルトフォンSPUカートリッジを聴く」を開催し、レコードの再生音を大きく左右するアイテムとなるカートリッジの聴き比べを行いました。いずれのイベントも盛況で、使用したデノンのレコードプレーヤー「DP-3000NE」の魅力もお客様に訴求することができました。アナログ人気は健在です。(四日市無線)

オルトフォン「SPU GTE 105」
デノン「DP-3000NE」

マンションのリノベでシアターインストールが増加

マンションのリノベーションのタイミングを捉えたホームシアターのインストール物件が増えています。(ダイナミックスカスタマイズ)

■ソニー「α9 III」は尖りすぎたのかハイアマチュア層へ刺さらず

ソニー「α9 III(ILCE-9M3)」が発売されましたが、尖りすぎたのか、ハイアマチュア層までの広がりはなく、完全なプロ仕様になった感じがします。しかし、グローバルシャッターによる技術的なブレイクスルーは間違いなく魅力的なものであり、他メーカーを含めた次のモデルが大変楽しみです。(ヨドバシカメラ)

ソニー「α9 III(ILCE-9M3)」
OM SYSTEM「OM-1 MarkII」

■ボディ、レンズともにハイエンドモデルが堅調

各社のキャッシュバックキャンペーンが1月前半で終了して以降、売り上げもやや落ち着いてきてはいますが、ボディ、レンズともにハイエンドモデルが売れ筋上位に数多くランクインしているのは心強い限りです。(フジヤカメラ)

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