「引きの西高東低」の気圧配置

西高東低の冬型の気圧配置には、シベリア高気圧が強いために等圧線の間隔が狭くなる「押しの西高東低」と、日本の東の低気圧が発達して等圧線の間隔が狭くなる「引きの西高東低」があります。
現在の「引きの西高東低」は、各地に暴雨風や大雪をもたらす半面、この荒天は一時的で瞬発型です。
きょうは、北陸や北日本では雪や雨が降り、降雪が強まってふぶく所もありますが、北日本では次第に止む所が多くなりそうです。西日本の日本海側は雲が多いですが、西~東日本の太平洋側は晴れる見込みです。南西諸島は雲が多く、にわか雨がありそうです。気温は全国的に平年並みか平年より低い見込みです。

気象予報士・饒村 曜

画像について:27日午後9時の予想天気図。

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