FRB連銀貸出、緊急時に利用限定すべきでない=カンザスシティー連銀総裁

[26日 ロイター] - 米カンザスシティー地区連銀のシュミッド総裁は26日、昨年3月の米シリコンバレー銀行破綻について、銀行が資金調達でより広い視野を持つことがいかに重要かを示す「炭鉱のカナリア」のような役割を果たしたと述べた。

オクラホマ経済クラブでの講演で「米連邦準備理事会(FRB)には連銀窓口貸出といった制度がある」とし、「かつては緊急時に使う制度のような面があったが、現在はそうでない。今や戦略的措置の一部であるべきだ」と指摘。銀行破綻を回避するため、リスク管理を改善する必要があるとの見方を示した。

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