あなたは大丈夫?健康習慣が続かない人にありがちな3つのクセ

運動、睡眠の質の向上や食生活の改善…健康な心身を守るために取り組んだ方が良いことは盛りだくさんですよね。去年の健康診断の結果や、健康情報を見て「今年こそは、○○を始めて継続するぞ!!」と決意したけれど「いつも続かないのが悩み」という声を多く聞きます。

今回は、健康習慣が続かない方が無意識に持っているクセについて、看護師・薬膳師としての知識を活かした記事を得意とするライターの薬膳ナースけいこさんに教えてもらいました。

できなくて当然!被害者になるクセ

無意識のうちに「こんな条件を抱えている私は不憫だわ」という被害者意識を持っていませんか?「こんな条件を抱えているから」という被害者意識があると「できなくて当然」と考えやすくなって状況を変えるための行動が失速します。

例えば、仕事や家庭の環境に塩辛いものが常に近くにある状況で塩分制限するのは無理と考えているとします。ですが、その環境の中には同じ悩みを抱えている人が他にもいるかもしれません。

みんなで塩分制限をすることに取り組んでみたり、うまくいくための情報収集をすれば、自分の知らなかった「これならできるかも」と思えるような情報や方法を得られるかもしれません。

こんな条件だけどできる方法や恵まれている条件に目を向けてみましょう。

できないことを正当化するクセ

例えば、糖質を制限するように医師から言われていたとします。

ですが、「我慢する方が健康に悪い」など対処できないことを正当化し始めると、本当はした方がいいことも自分の中で「しなくていいこと」に分類されてしまいます。

本当は取り組んだ方が良いとわかっているのにできない理由を正当化していないか、振り返ってみましょう。

動きはじめないクセ

行動しないと結果は変わりません。ですが、人の脳は新たな状況に変化させることより、今ある状況を維持することを好むという報告があります。

それでも、健康のために新たな習慣を定着させたいのであれば、

・まずは小さなことから始める
・歯磨き、通勤などいつもの習慣に追加して始める
・3日継続できたら自分にご褒美を出す
・行動開始の邪魔になりそうなことに対してあらかじめ対策をたてておく

など自分が行動に移しやすい方法を準備しておくと良いでしょう。

無意識にやりがちな3つのクセ。あてはまるものはありましたか?今年こそ、「○○をやるぞ!」という自分との約束を守って、よりすこやかに過ごせますように。

■執筆/薬膳ナースけいこ…薬膳師/看護師/経絡ヨガ指導者/薬膳茶エバンジェリスト。知って活用、暮らしに溶け込む健康づくりをテーマに情報を発信中。Instagramは@keiko89zen。

編集/サンキュ!編集部

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