今回は、友人のS子さんから聞いた、電車で起こったまさかの夫婦間トラブルについてお話しします。電車でありえない人物と遭遇した旦那が、とっさにとった行動とは……？
前に座った乗客を見て、青ざめる旦那
旦那と一緒に電車で出かけた日のことです。
向かいの長椅子に座っている若い女性が、電車に乗ってからずっと、こちらを睨んでくるのが気になっていました。
気味が悪いので、旦那に「車両を変えたい」と伝えようと思い、旦那の方を見ると、青い顔をして明らかに挙動不審になっています。
向かいの女性をよく見ると、私ではなく旦那を睨んでいることに気づき、（これは旦那が何かやらかしたな……）と察した私は、席を立って女性の隣に移動しました。
女性に「うちの旦那とお知り合いですか？」と聞いてみたところ、コクンと頷いたので、次の停車駅で下車して話を聞くことに。
旦那にも「次で降りて話すから。いいね？」と伝えると青い顔で頷いていましたが、いざ女性と一緒に下車した時に、旦那の姿はなくなっていました。
なんと、旦那はそのまま電車に乗って逃げてしまったのです。
逃げた旦那の真実とは
仕方なく女性と1対1で話を聞くと、旦那とはマッチングアプリで出会い、「独身・彼女なし」と聞いて、何度か会っていたとのことでした。
幸い交際していたり、体の関係があったりしたわけではなかったため、「うちのバカが申し訳ない」と私から謝り、彼女も二度と旦那とは会わないということで話は終わりました。
その日の深夜に、コソコソと帰宅した旦那を捕まえて尋問すると、他にもアプリで出会っていることが発覚。
「もう絶対にしない」と泣いてすがられましたが、今までにも浮気の前科があったこともあり、「もう信用できない」と離婚しました。
「浮気性はなかなか治らない」ということを身を持って知りました。
子どもができる前に旦那の正体がわかって、本当に良かったです。
最後に
妻を置いて話し合いから逃げ出すとは、浮気性なだけでなく、無責任な人だと感じてしまいますね。
パートナーに対して信頼や誠意を感じられなくなった時には、長く一緒にいるのは難しいかもしれませんね。
※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。
ltnライター：Hinano.N
