祝いの場で竜舞チームが活躍 中国山西省

祝いの場で竜舞チームが活躍 中国山西省

5日、貴家営村の住民らによる生き生きとした竜灯舞の演技。(太原=新華社配信)

 【新華社太原2月27日】中国山西省太原市の孫家寨社区(コミュニティー)で活動する騰飛竜舞チームのリーダー郭成義(かく・せいぎ)さん(57)は、同市小店区の無形文化遺産「孫家寨舞竜」の伝承者として地域住民を指導し、伝統文化を守り続けている。

 現在のメンバーは10~50代で、成人チームが約30人、少年チームが約20人。社会の発展とともに竜舞を披露する機会は増えており、定礎式や開業、誕生日、結婚など祝いの場に呼ばれることが多い。郭さんによると、チームは年間100回余りの出演をこなし、メンバー1人当たり3~4万元(1元=約21円)の収入を得られるという。

祝いの場で竜舞チームが活躍 中国山西省

2日、上昇を意味する「竜盤柱」の型を披露する太原市の孫家寨竜舞チーム。(太原=新華社記者/王学濤)

 同省運城市塩湖区貴家営村の竜舞には600年以上の歴史があり、当初は1体だった演舞用の竜は6体に増えた。省の無形文化遺産「塩湖竜灯舞」の伝承者、荊懐民(けい・かいみん)さん(89)は、18歳から竜舞を学んできた。「小さい頃は8~9人で竜1体を操ったが、今は50~60人で大きな竜2体と小さな竜4体を扱う」と変化を振り返る。

 貴家営村の竜舞チームも元宵節(旧暦1月15日)前後に地元以外での演舞を実施。公演1回当たり3万元余りの費用を要した。

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5日、「塩湖竜灯舞」を披露する貴家営村の住民ら。(太原=新華社記者/王学濤)

 国家4A級観光地(上から2番目のランク)に指定されている忻州市の忻州古城では春節(旧正月)期間中、同市忻府区南関村のチームが複数回にわたって公演した。リーダーの王培林(おう・ばいりん)さんは、村では竜舞の習俗が6年間途絶えたものの、2018年に復活したと話し、重要なのは竜舞を商機として捉えるだけでなく、村民の幸せな思い出を呼び覚まし、文化的な生活を充実させ、人々の心を一つにすることだと力を込めた。(記者/王学濤)

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2日、「国」の字を表現する太原市の孫家寨竜舞チーム。(太原=新華社記者/王学濤)

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2日、稽古に励む太原市孫家寨社区の騰飛竜舞チーム。(太原=新華社記者/王学濤)

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2日、稽古に励む太原市孫家寨社区の騰飛竜舞チーム。(太原=新華社記者/王学濤)

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5日、竜灯舞を披露する貴家営村の住民ら。(太原=新華社記者/王学濤)

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5日、「塩湖竜灯舞」を披露する貴家営村の住民ら。(太原=新華社記者/王学濤)

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2日、円満を意味するハスの花の型を披露する太原市の孫家寨竜舞チーム。(太原=新華社記者/王学濤)

祝いの場で竜舞チームが活躍 中国山西省

5日、貴家営村の住民らによる生き生きとした竜灯舞の演技。(太原=新華社配信)

祝いの場で竜舞チームが活躍 中国山西省

2日、稽古に励む太原市孫家寨社区の騰飛竜舞チーム。(太原=新華社記者/王学濤)

祝いの場で竜舞チームが活躍 中国山西省

5日、竜灯の具合を調べる無形文化遺産「塩湖竜灯舞」伝承者の荊懐民さん(左から2人目)。(太原=新華社配信)

祝いの場で竜舞チームが活躍 中国山西省

5日、竜灯の具合を調べる無形文化遺産「塩湖竜灯舞」伝承者の荊懐民さん(左から2人目)。(太原=新華社配信)

祝いの場で竜舞チームが活躍 中国山西省

5日、竜灯舞を披露する貴家営村の住民ら。(太原=新華社配信)

祝いの場で竜舞チームが活躍 中国山西省

2日、「中」の字を表現する太原市の孫家寨竜舞チーム。(太原=新華社記者/王学濤)

祝いの場で竜舞チームが活躍 中国山西省

2日、順風満帆を意味するドラゴンボートの型を披露する太原市の孫家寨竜舞チーム。(太原=新華社記者/王学濤)

祝いの場で竜舞チームが活躍 中国山西省

5日、竜灯舞を披露する貴家営村の住民ら。(太原=新華社配信)

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