『リビングの松永さん』第8話で“ラブスクエア”突入 中島健人×髙橋ひかる×藤原大祐が語る

カンテレ・フジテレビ系で毎週火曜23時より放送中の火ドラ★イレブン『リビングの松永さん』。第8話の放送に向けて、主演の中島健人、髙橋ひかる、藤原大祐よりコメントが到着した。

岩下慶子の同名漫画を実写ドラマ化した本作は、“シェアハウス”が舞台の“年の差ラブコメディー”。中島が演じるグラフィックデザイナーの松永純が、ひょんなことから髙橋演じる女子高生の園田美己と、同じシェアハウスで共同生活をすることに。恋に不器用なカタブツのアラサー男と、ピュアで一生懸命で恋愛偏差値「3」の女子高生が、時に衝突し、時に助け合うことで互いを認め合い成長していく。

2月20日放送の第7話では、松永(中島健人)の30歳の誕生日パーティーで、シェアハウスで同居していたかつての恋人・夏未(若月佑美)が登場。夏未は美己(髙橋ひかる)の担任教師でもあり、大人で素敵な夏未を前にして、自分に勝ち目はないと落ち込む美己の異変に気付き、やさしい言葉をかけたのは凌(藤原大祐)だった。

2月27日放送の第8話では、第一線から退いていた松永が広告デザイナーに本格復帰。美己は、松永の元カノ・夏未から「まだ純が好き」と宣戦布告されるという、さらなる波乱の展開に。美己は凌から「松永さんには、ハッキリ『好き』って言葉にしないと伝わらない」とアドバイスを受けるが……。

中島は、第8話について「ついに、ラブスクエア突入! 恋も仕事も全力な登場人物に、あなたは共感するはず!」とコメント。広告の仕事に打ち込む“お仕事の松永さん”や、美己を助手席に乗せて車を運転する“ドライブの松永さん”など、また新たな松永の一面を披露する中島は、「生きている上で仕事って生き甲斐だし、抱えているトラウマに負けずに再チャレンジして克服しようとする松永の強い気持ちを見ることができる気がします。どんなに強そうに見える人でも、誰にでも辛いことや苦しいこともあって、きっとそれを乗り越えたからこそ強い人間像になれていると思うし。僕自身も原作の松永にすごく共感する部分があって、何かに挑戦したり新しいことを始めたりする人って、すごく周りから意見や言葉をもらうんですよね。演じている松永もそうだけど、シェアハウスっていう新たな場所に飛び込んで、きっかけを作って、大切な仲間ができて、そこで自分のなりたい自分になれるというか、僕はそういう松永像にすごく共感を得ているので。諦めることも諦めないことも、人間らしくていいんじゃないかなって。そう思える回だし、自分のなりたい自分にどんなに壁が高くても挑戦していく・・・そういう松永のかっこいい男性像みたいなものも8話で知ってもらえるなって思ってます」と見どころを語る。

担任教師に恋の宣戦布告をされる美己を演じる髙橋は「見てる方も驚かれるシーンになると思うんですけど、すごく真っ直ぐでピュアなお話だったからこそ、急に7話、8話からドロッとした大人の恋愛になってくるのが新鮮ですよね。向き合おうとしたいけど、できない美己を松永さんが救ってくれたり、松永さんが何気なく美己を家族の一員だと思って行動してくれたりするのが、逆に美己としては申し訳なく辛くなるところもあって・・・8話で美己の思いが溢れ出してしまったりするんです」と複雑な心境について説明。

また、ラブスクエアの四角関係に巻き込まれ、実はドラマの第1話で美己に抱いた恋心がきっかけで、シェアハウスに引っ越してきたことが明らかになる凌。常に美己を目で追う、切ない演技に注目が集まる藤原は「演じる凌が徐々にシェアハウスに馴染んでいくと同時に、自分自身にも凌が馴染んできた感覚があって。監督からも『完全に凌に入ったね』って言ってもらえたポイントが序盤にあったんです。自分でも、バイト帰りでの美己との二人での歩道橋のシーンで、『ここが凌のラインだ』っていうところが掴めて。ちょうど恋愛模様が動き始める4話、5話ぐらいからのタイミングでですね。今夜の8話からは、いよいよ恋の本格的な後半戦開始って感じで、よりここから凌が動きますので期待してください」と手応えを感じている様子だ。

凌の魅力については「僕だったら絶対自分に振り向いてもらおうとして、ライバルと戦おうとしちゃうんですよね。でも凌は全く戦わずに、冷静に客観的に見た時に、園田さんが好きなのは自分じゃなくて松永さんだから、こっちに振り向かせるんじゃなくて応援しようっていう。僕はそこにもどかしさを感じるから、僕だったら絶対自分に振り向かせようとしちゃうから、この違いが凌の素敵なところだなって思いますね。自分は好きなのにアシストしちゃって辛い思いしてんのは自分…っていう、その不器用さも彼の魅力かなと思います。本当に、自分とは違う役を演じて、新しい自分に出会えるのは楽しいですね」と充実の笑顔。また、凌を演じる上で大切にしていることについては「凌は、実は、他人のことが好きな人物だと思うんですよね。凌って話をするのが苦手、人のことを受け入れないみたいな感じに見えて、序盤は僕も他人のことを拒絶するように見えてもおかしくないなっていうアプローチをかけてたんですが、だんだん慣れてくると不器用なんだけど良いヤツだなってわかるっていう…うれしかったのが、3話の花火のシーンでのSNSの反応に『すごく無口で、人見知りで人と関わるの苦手だけど、すごくいい人そうなのがわかった』っていうのがあって、僕の中での3話の台本を読んだ時に『凌っていい人だな』って思ったんで、僕と視聴者の皆さんが一致したので、僕としてはホッとしましたね(笑)。言葉とは違う感情を出せるように意識していたのでうれしかったです」とコメント。

これから恋の四角関係に巻き込まれることについては「自分から行ってるんで! まず僕が行動を起こしたせいで三角関係になってますしね。でも僕としては『凌、頑張れよ』って思っちゃいますけど、凌としては自分の好きな人の思いが一番なので。完全にアシスターですよね。改めて本当にいいヤツですね。園田さんへのアドバイスを余裕そうに言ってる凌もいれば、苦し紛れに言ってる凌もいて、いろんな凌がいるなって思ってて。このシーンはこう行こうってあんまり具体的に決めずに臨んでいるので、自分でもOAがどうなっているか、ちょっとドキドキしてます(笑)」とはにかんだ。

一方、髙橋は、第7話、第8話で美己に向けられる凌の優しさについて、「実は、これが全く刺さってなくて。台本を読んだ時は『なんで美己!?』ってなるんですけど、演じていると、本当に不思議なことに流れていくんですよ。だから本当に『恋って怖いな』って思いましたね。一人の人しか見えなくなっちゃうし、自分の行動を制御できなくなっちゃう感じが怖いですね。台本を読んだ時には『絶対選ぶのは凌やろ!』って、髙橋ひかるとしては思うんですけど(笑)。おかしいな~と思いながら、でも、いざ美己を演じると、ちゃんとこれまで気持ちを積んでいったからこそ、そして凌くんも真摯に向き合ってくれるからこそ感じるんですけど、やっぱり優しいだけじゃダメなんだなって思いましたね(笑)」としみじみ。

髙橋は第8話の放送に向けて、「大人の松永さんが包み込んでくれるシーンが、この8話でもあるので楽しみにしていてください!」とメッセージ。中島は「8話の終わりに、僕の一番好きかもっていうシーンが待ってます。目の前で泣き出すミーコの涙を不器用に拭う松永が好きなんだよね。ぜひ見ていただきたいです。あと、もう一つ好きなのは向井康二のシーンで、終盤の話数で登場するので、また披露します(笑)」と見どころをアピールした。

(文=リアルサウンド編集部)

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