韓国、研修医スト受け看護師の医療処置代行を公認

[ソウル 27日 ロイター] - 韓国のチョ圭鴻・保健福祉相は、研修医の大規模ストライキを受け、医師が通常行う医療処置の一部を看護師が代行することを認め、法的に保護すると表明した。ストで生じた医療従事者の負担を和らげる狙いがある。

研修医は先週、政府による医学部増員計画に抗議するためストを開始。これまでに国内研修医全体の3分の2以上が参加しており、大病院の救急治療室が患者の受け入れを拒否したり、手術やその他の処置が中止・延期になるなど影響が広がっている。

同相は看護師の代行業務の範囲は各病院が決めることになるとした。

政府はストを行う医師たちに対話を求めているが、まだ会合は開かれていない。若手以外の医師や開業医はストに参加していないが、集会を開き、政府に増員計画を撤回するよう求めている。

同相はストに参加した9000人以上の若い医師たちに対し、2月29日までに職場に戻ることで、医師免許の停止などの懲罰や起訴・逮捕を回避できると改めて訴えた。

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