豪ウッドサイド、23年は価格下落で純利益37%減 予想は上回る

Lewis Jackson Sameer Manekar

[27日 ロイター] - 豪石油・ガス大手ウッドサイド・エナジーが27日発表した2023年決算は、税引き後純利益が37%減の33億2000万ドルとなった。

石油・ガスの販売・生産量は増加したが、販売価格の低迷が響いた。LSEGの予想(30億3000万ドル)は上回った。

ウッドサイドは今月、同業サントスとの合併交渉を打ち切ったと発表した。

メグ・オニール最高経営責任者(CEO)は引き続きM&A(合併・買収)案件を模索していると明らかにした。特に関心のある分野として液化天然ガス(LNG)プロジェクトと北米の海洋油田を挙げた。

サウジアラビアで先に行われたブルームバーグのインタビューで中東の案件について言及したことについては、サウジ訪問の主な理由は会議への出席だったと説明した。

ウッドサイドの23年販売量は19%増の2億0150万石油換算バレルだった。

24年度の生産量見通しは1億8500万─1億9500万石油換算バレルに、設備投資予想は50億─55億ドルにそれぞれ据え置いた。

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