高畑淳子、曽田陵介が石原さとみ主演「Destiny」に出演。横浜地検中央支部で働く支部長と事務官役

高畑淳子曽田陵介が、テレビ朝日系で4月にスタートする連続ドラマ「Destiny」(火曜午後9:00。開始日未定)に出演することが分かった。また、メインキャスト陣が出そろい、登場人物の相関図も公開された。

「Destiny」では、石原さとみが3年ぶりに連ドラに復帰し、亀梨和也KAT-TUN)と初共演。2人の大学時代の仲間役に宮澤エマ矢本悠馬田中みな実、石原が演じる主人公・西村奏の今の恋人役に安藤政信と豪華な面々がそろい、早くも話題を集めている。検事になった奏が、大学時代の恋人・野木真樹(亀梨)と12年ぶりに再会したのを機に、封印してきた青春時代の“ある事件”がよみがえり、2人は20年におよぶ運命の波に翻弄(ほんろう)されていく。

舞台「組曲虐殺」(2009年、12年)以来、主演の石原と12年ぶりに共演することになった高畑が演じるのは、横浜地方検察庁中央支部の支部長・大畑節子。

高畑は「今回お話をいただいて、読ませていただいた台本がとても面白かったんです。そして私は、(奏の父・辻󠄀英介役の)佐々木蔵之介さんが大好きなもので(笑)、ぜひやりたいなと思いました。(真樹の父・野木浩一郎役の)仲村トオルさんもすてきだし、私の好きな役者さんばかりが出演なさるので、本当にうれしいです」と喜び、「さとみちゃんとは10年以上前になるんですが、舞台でご一緒させていただいたことがあります。さとみちゃんはそれが初舞台だったんですが、ご一緒するのはそれ以来ですね。いつもテレビで拝見していたので、そんなに久しぶりという感じはしないんですが、とても円熟して、しっかりしたすてきな女優さんになられたなぁと思いました」と、石原との再会を大いに喜ぶ。

自身の役どころについては、「私が演じる大畑は、怒った時にわざと小さな声で話すとか、時々面白いリアクションをするんです。『あーん』という相づちや、話しながら突然『はあーん』って笑うとか(笑)。とにかく典型的な上司にならないように演じていきたいと思います」と述べ、「でも、検事役はとにかく言葉が難しい! 『“勾留執行停止”の取り消しを申請して』など、日々悪戦苦闘しながらやっています(笑)」と苦労も吐露。

さらに、「このドラマの見どころは、過去から現在に至るまで、長い時間が流れていく中で“一体何があったんだろう”という謎解きだと思います。『正義を貫く』『真実を伝える。真実を暴き出すことが一番大事だ』と言っていた奏のお父さんは、亡くなるまで検事だったので、私が近くにいたわけで。実はその時に何があったのかを知っているんじゃないかと思ったりもして、個人的にも非常に真相が気になります」と話し、「私は大学時代の奏たちが『みんなずっと友達だよ』と言うシーンが、たまらなく好きなんです。その後、それぞれ社会に出て、思うようにいかない人もいれば、意志を強く持って進んでいる人もいるし、何年かたって思い描いていたのとは違う生活を送っている人もいる。そんな“甘酸っぱい時代”と、経験値をもって生きていかなきゃいけない“今”との対比も楽しみどころだと思います。そういう部分を味わっていただきつつ、皆さんにも昔を思い出して懐かしい気持ちになっていただけたらうれしいです」と期待を込めて、見どころを伝えている。

そして、曽田が扮(ふん)するのは、横浜地方検察庁中央支部の事務官・加地卓也。検事である奏の職場でのパートナーとなるが、仕事熱心な上司に振り回され、休日返上の日々に「代休をください」と主張し続けるものの、なかなか実現できない。実は何やら秘密を抱えている。

曽田は「お話をいただいた時、“検事もの”という初めてのジャンルだったので、ワクワクしました。石原さんとは初めてご一緒させていただくので、すごく緊張していたんですが、実際にお会いすると、とても優しくて頼りがいのある先輩でした。僕は事務官の役なので、検察内のシーンが多いんです。僕の役があまり仕事をしたくないという感じのグダグダな後輩ということもあり、本当に職場の上司として接してくださるので、とても頼もしい存在です」と石原の印象を明かしつつ、自身の役どころも紹介。

また、亀梨についても「亀梨さんと直接お話するシーンはないんですが、空き時間などで緊張している僕に、優しく気さくに話しかけてくださり、すごくうれしかったです」と感謝し、「僕は視聴者の皆さんにも、えらくグダグダな後輩に見えると思うんですけど、実はある秘密を抱えている…ある意味キーパーソンでもあります。そこもぜひ楽しみにしていただけたらうれしいです!」とアピールする。

続けて「奏と真樹のやりとりがすごく面白いですね。2人がどうなっていくのか、先が気になる展開の連続なので、きっと楽しんでいただけると思います。でも、このドラマ…考察しても絶対当たらないだろうな(笑)。最後の最後までどうなるのか分からない。分からないからこそ探りたくなる、そんな作品になっていますので、ぜひ楽しみにしていてください!」と呼び掛けている。

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