Jリーグ開幕 静岡県の4チームがそれぞれの目標・意気込みを語る

明治安田Jリーグが23日開幕しました。ジュビロ磐田は2年ぶりにJ1リーグに参戦。そして清水エスパルスは今年こそJ1昇格へ。開幕戦を週末に迎える静岡県内4クラブの意気込みを取材しました。

昨シーズンし烈な昇格争いを制し、1年でのJ1復帰を遂げたジュビロ磐田。

補強禁止の去年から一転今シーズンの新加入は15人と積極補強を行いました。

元日本代表・川島永嗣選手が加入。

ワールドカップ4大会連続でメンバー入りしたレジェンドがチームの士気を高めています。

川島永嗣選手:
「一人ひとりが躍動するパフォーマンスを毎試合したいと思いますし、(チームに関わる全ての人)みんな一丸となって戦っていけるシーズンにしたい」

横内監督体制は2年目。

全員で守備に関わりボールを奪って素早く攻撃するサッカーはJ1でも変わりません。

この横内スタイルでキャンプから存在感を見せたのは、
新加入のブラジル人ストライカー、マテウス・ペイショット選手。

190㎝という身長の体格を生かしたポストプレーや空中戦が攻撃の幅を広げます。

ジュビロは24日ホームに昨シーズンJ1王者の神戸を迎えます。

横内昭展監督:
「神戸は去年チャンピオンで、本当に一人ひとりの能力が高いチーム。我々も間違いなく成長していると確信しています。我々がチャンピオン相手にどれくらいやれるのかすごく楽しみにしています」

清水エスパルス

昨シーズンあと一歩のところでJ1昇格を逃したエスパルス。

クラブは昨シーズン途中から指揮を執った秋葉監督の続投を決断。

攻撃面でチームを牽引した乾選手や守護神の権田選手も残留しました。

今シーズンのスローガン「ONE FAMILY」を合言葉に共に戦ってくれる仲間と一緒に圧倒的な強さでJ1昇格を目指します。

今年のエスパルスに必要なのは「勝負強さ」です。

鹿児島キャンプでも徹底したフィジカルトレーニングで
精神面を鍛えてきました。

秋葉忠宏監督:
「きついトレーニングをやればやるほど自信になってくる。苦しいことから逃げずに自分に毎日勝ち続ける。鋼のメンタルがつくと思っていますからそういうことをやっていってほしい」

攻撃を支える乾選手も去年の悔しい想いを胸に更なるレベルアップを誓います。

乾貴士選手:
「去年一番悔しい思いをしたのはJ2の中では自分たちだと思うので、メンタル面ハングリー精神を今年は(去年を)上回っていけるようにピッチの中でやっていきたい。(昨シーズンは)開幕で7試合勝ちなしということがあったので、スタートダッシュは大事になってくると思う。そこを開幕からしっかり準備して頑張っていきたい」

あさってアウェーで難敵熊本と対戦するエスパルス。

乾選手が多彩な攻撃と強い気持ちで開幕勝利、そしてJ1昇格を狙います。

藤枝MYFC

須藤大輔監督:
「今年こそ新たなまた違う景色を見に皆さんと共に歩んでいきたいと思います」

昨シーズンJ2参入初年度から持ち味の超攻撃的サッカーで旋風を起こした藤枝MYFC。

今シーズンもスタイルは変えず。

エンターテインメントサッカーで1昇格を目指します。

静岡学園出身のドリブラー浅倉廉選手や札幌から期限付き移籍した大型ストライカー中島大嘉選手ら10人の新戦力が加入。

超攻撃的スタイルにプラスとなる明確な武器を持った選手を補強し、チーム内に激しい競争が生まれています。

またホームの藤枝総合運動公園サッカー場は、バックスタンドを新設し、収容可能人数は1万人以上となりました。

ホームで迎える長崎との開幕戦は1万人の集客を目指しています。

杉田真彦キャプテン
「得点にこだわるということをフォワード・ 中盤・ディフェンス・ キーパーさえも意識してやるのが今年のテーマ。最高の応援を1万人入るスタジアムで一緒に戦ってほしい」

アスルクラロ沼津

中山監督体制2年目のJ3アスルクラロ沼津。

昨シーズンは一時上位争いを演じたものの最終的にはリーグ13位に終わりました。

今シーズン目指すサッカーは「続・超攻守一体」。

開幕戦の相手は去年J2の金沢。

力のあるチームとの対戦です。

中山雅史監督:
「自分たちがどこまで食いついていけるのかを試せるのは初っ端。そういうのもありかなと思う。攻守ともに自分たちでアクションを起こしたい」

一戦必勝を目指しつつその先のJ2昇格を見据えていきます。

© 静岡朝日テレビ