トランプ氏、完勝目指す 第6戦ミシガン州予備選

17日、米中西部ミシガン州で開かれた選挙集会に登壇したトランプ前大統領(AP=共同)

 【デトロイト共同】11月の米大統領選の共和党候補指名争い第6戦、中西部ミシガン州予備選が27日、投票された。これまでの5戦を全勝したトランプ前大統領(77)が勢いに乗り、一騎打ちを続けるヘイリー元国連大使(52)に対して完勝を目指す。即日開票され、日本時間28日午前に大勢が判明する見通し。

 ミシガンは民主、共和両党の勢力が拮抗し、11月5日の本選で勝敗を左右する重要州の一つ。トランプ氏は保守派を結集し、多くの州で予備選が集中する3月5日のスーパーチューズデーで指名獲得の流れを決定的にしたい考え。

 ヘイリー氏はミシガン州で集会を重ねて共和党の穏健派や無党派にアピール。徹底抗戦の構えを示すが、連敗が続いているほか、共和党の有力支援者、大富豪チャールズ・コーク氏傘下の政治団体「繁栄のための米国人たち(AFP)」がヘイリー氏への資金援助を打ち切り、逆風が強まっている。

 政治サイト、リアル・クリア・ポリティクスがまとめたミシガン州での支持率平均はトランプ氏が69.0%、ヘイリー氏は17.3%。

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