リスボンの招待制イベント<kit ket>や独アンビエント・リスニング・バー“kwia”のレジデントを務めるKetia、来日公演開催

インテリジェントかつ特異なドライブハウス、レイヴミュージックでベルリンクィアシーンに際立つKetiaが初来日する。

Ketiaは、<Whole Festival>、<Boiler Room>、<Atonal>といった大規模フェスへの出演をはじめ、Mala Junta、Lecken、HARD TRADE、Endurance、Spielraum、Floorgasm、No Shadeといったヨーロッパを代表するクィアパーティの常連で、ストリーミング・プラットフォーム“HÖR”にも度々登場している。

フランスのレーベルKaptchaから、リスボンのトランスやノンバイナリーの移民のための住居“Casa T”のための資金を集めるためにリリースされた、コンピレーション『xenolith』シリーズの立役者で、このシリーズのデビュー作は、DJ Magの年間トップ・コンピレーションとResident Advisorのマンスリーベストに選ばれ、これまでに130万ユーロを売り上げ、その全てを寄付している。レイヴにポップが入り混じる異様とまでいえるサウンドがKetia特有で、シンコペイテッドなドラムや、ひねりの効いたリズムが挿入されると、みたこともないサイケデリックな空間が現れるかのようだ。

また、同日出演するMars89もまた、世界的なシーンでのワンアンドオンリーであることは紛れもなく、唐突にリスナーを自己のワールドへ引きこむサウンドスケープは、あのトム・ヨークやWarp Recordsも楽曲をプレイリストへピックアップするほどに世界の目を集めている。そしてバンドyahyelのサウンドをデザインするプロデューサーMiru ShinodaはDJにもその異彩が十分に溢れている。

さらに、即興テクノライブ集団TECHNOWOLFのドラムマシンを担当するshirakosoundは強靭なビートフィーリングとテクニック、そしてフロアを躍動させるアグレッシブさを持ち合わせており、Ketiaとの絶妙な共演には期待せずにはいられない。加えて東京の現行クィアシーンの中で特別な輝きを放つMELEETIMEのテクノやベース、ジャージークラブからゲットーテックまでを、縦横に走る電気的なイマジネーションの伝達もオーディエンスの越境をうながすトピックだ。

まずはKetiaのDJセットをチェックしてほしい。

<SIXELVES presents KETIA>

2024年3月1日(金)
OPEN / 22:00
Door ¥3,000
Under23 ¥1,000
Before11PM ¥1,000

■Lineup:
Ketia (Berlin)
Mars89
Miru Shinoda
shirakosound
MELEETIME

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