蘭越でスパークリング日本酒醸造 来年10月開業 ななつぼし原料に年間約60キロリットル生産

食味の良さで知られるブランド米の「らんこし米」。後志の蘭越町に、このお米を使ったスパークリング日本酒の醸造所が誕生します。山梨県北杜市の醸造会社「山梨銘醸」が出資し、去年10月に設立した「森ノ醸造所」が、およそ7億円をかけて町内に新しい酒蔵を建設します。その概要がきょう発表されました。

森ノ醸造所・北原亮庫社長「良質なお米作りと作り手たちの情熱が私の気持ちを動かした。自然豊かなロケーションの気持ちよさにほれ込んで(この地に決めた)」

計画によりますと、有機栽培による蘭越産の食用米「ななつぼし」を使い、乾杯酒などを想定したスパークリング日本酒を醸造します。酒蔵は、町が管理運営する「らんこし米」の育苗施設の近くに4月に着工し、来年10月の開業を目指します。延べ床面積はおよそ540平方㍍で、醸造施設のほか、一般客を対象にした物販とテイスティングルームを併設します。生産量の目標は年間60キロリットルほどで、初年度は1億4千万円程度の売り上げを見込んでいます。

金秀行・蘭越町長「らんこし米を原料に使って蘭越で製造したスパークリング日本酒で世界に出るということでいろんな部分で協力していきたい」

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