札幌のコンビニ3店員死傷事件 「自宅から複数の刃物持ち込んだ」容疑者供述 強い殺意あったか

札幌・北区のコンビニエンスストアでおととい、店員3人が死傷した事件で、逮捕された容疑者の男が「自宅から複数の刃物を持ち込んだ」といった趣旨の供述をしていることが分かりました。逮捕・送検されたのは、札幌・北区の無職宮西浩隆容疑者(43)です。宮西容疑者はおととい、札幌北区のコンビニエンスストアで、60歳の男性店員を刃物で刺し殺害しようとした疑いがもたれています。事件では店員の男女3人が刃物で刺され、このうち札幌・北区の大橋恵介さん(40)が死亡。死因は出血性ショックでした。これまでの調べで、宮西容疑者は入店後、短時間歩き回ってから3人を次々に襲ったことや、死傷した男性2人の上半身に複数の傷があったことが判明しています。また、捜査関係者への取材で宮西容疑者が「複数の刃物を自宅から持ち込んだ。3人に恨みはない」といった趣旨の供述をしていることが明らかになりました。警察はきょう、宮西容疑者の自宅を家宅捜索しました。警察は宮西容疑者が強い殺意を持って3人を刺したとみていて、事件の経緯や動機について調べるとともに、大橋さんに対する殺人容疑でも捜査する方針です。

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