使用済みのペットボトルがサングラスに 白馬三山の稜線をモチーフ【長野・白馬村】

廃棄予定だったある物がサングラスに生まれ変わりました。白馬村が環境に配慮した商品を打ち出すのには、理由がありました。

■記者
「軽くてかけ心地もいいですよ、一見普通のサングラスに見えますが実はこれペットボトルから出来ているんです」

使用済みの2本のペットボトルが、生まれ変わりました。白馬村観光局が手掛けた「エコ」なサングラスです。

■白馬村観光局・清宮萌さん
「全体的なフレームの部分がリサイクルされたペットボトルからできている。バイオマスで自然にかえっていくというレンズになっている。もしこれを廃棄して埋めたとしたらこれが全て自然に返っていくという物になる」

テンプル部分のデザインは、白馬三山の稜線をモチーフにしています。

■白馬村観光局・清宮萌さん
「山でも使えるし、普段使いでも使ってもらえるように丸いフォルムの方が使いやすいと思った」

村はこれまでにも、村内のスキー場で使えるリフトカードの導入など環境に配慮した取り組みを進めてきました。スマートフォンからチャージして繰り返し使用できるため、紙のリフト券のようにごみになりません。村が、エコな商品の開発するのにはある理由がありました。

■白馬村観光局・清宮萌さん
「かなり雪が少ない。(村は)気候非常事態宣言を2019年に発令していて雪が少なくなってきているということもあるので、村全体で地球環境について考えていこうということもある」

今後も、「環境に優しい商品を生み出していきたい」と意気込んでいます。

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