「生殖機能をなくす手術」なしでの性別変更が認められた岡山県に住むトランスジェンダーの当事者に対して性別変更後の戸籍が交付されました。
市役所に戸籍の交付を申請したのは岡山県新庄村に住むトランスジェンダーで戸籍上は女性だった臼井崇来人(うすい・たかきーと)さんです。
性別の変更を巡っては昨年、最高裁が事実上、生殖機能をなくす手術などを求める法律を「憲法違反」と判断していて、岡山家裁津山支部は今月(2月)手術なしで性別変更を求める臼井さんの申し立てを認めていました。
(男性への性別変更が認められた臼井崇来人さん)「いままでは1人で自分はこうなんだと言ってきましたが、これからはそれを証明してくれるものがある。それはとても大きいです」
臼井さんは今後、パートナーの女性との婚姻届を提出するということです。