宮城県産養殖ワカメの初入札 前年よりも高値で取引

宮城県気仙沼市では、三陸ワカメで知られる宮城県産の養殖ワカメの初入札が行われ、
10キロ当たりで前年より4000円以上高い値段で取引されました。

27日の初入札では、南三陸町や石巻市など宮城県の7つの浜で収穫され塩漬けにした塩蔵ワカメ約31トンが並び、県内外から訪れた買い付け業者が厚みや香りを確かめました。

買い付け業者「色は良かったですよ。早い時期のワカメなのでおいしそうです。数量的には少ないです。短かったりもするしこんなものかなという感じです」

猛暑や1月の大しけの影響でワカメの収穫量は大幅に減少する見通しですが、品質に問題はなく色つやも例年並みに仕上がっているということです。

県漁協及川文博わかめ・こんぶ部会長「漁師の方々が皆努力して残ったワカメで製品をきれいにそろえてくれたので、品質的には良いと思います」

出品されたワカメの量は約31トンで、前年の約70トンと比べると半分以下となりました。入札の結果10キロ当たりの平均価格は1万3945円と、前年より4000円ほど高い値段で取引されました。

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