天気変化早い 広く晴れるのは28日(水)のみ 週後半は雨の後に真冬の寒さ

27日(火)午後7時の風と雨や雪の予想(ウェザーマップ)

 きょう(火)日中も、東・北日本を中心に北風の強い状態が続いた。関東の沿岸から東北の太平洋側は、あす28日(水)にかけても高波や強風に警戒・注意が必要だ。なお、あす(水)は晴れる地域が多いが、天気の変化が早く、週の後半は太平洋側でも雨の降る所が多い見込み。

北風強い

27日(火)午後4時の最大瞬間風速と午後4時までの最大瞬間風速ランキング(関東)(ウェザーマップ)

 発達した低気圧の影響で、きょう(火)も東・北日本を中心に北風が強まった。最大瞬間風速は、那須高原(栃木)で西北西30.7メートル(午前8時42分)、八王子(東京)で北北西28.1メートル(午前9時5分)、東京都心で北西26.2メートル(午前10時42分)など(午後4時まで)。強風の影響で列車の遅延が発生するなど、交通機関に影響が出ている。

早期注意情報(波浪)(ウェザーマップ)

 あす(水)にかけても、東北の太平洋側の海上は北寄りの風が強く、大しけの状態が続く見込み。関東の沿岸部や伊豆諸島も、あす(水)明け方にかけて、海上を中心に非常に強い風が吹く所がありそうだ。引き続き、高波や強風に警戒・注意が必要となる。

28日(水)の時系列予報(ウェザーマップ)

 あす(水)日中は北陸で雲の取れにくい所があるが、全国的には晴れる地域が多い。関東から西は、朝は冷え込む所が多いが、日中の気温は14℃前後まで上がり、西日本を中心に日差しが暖かく感じられそうだ。ただ、西日本から関東は、花粉が多く飛ぶため注意が必要となる。

週後半 強雨のち寒風

29日(木)昼過ぎと3月1日(金)朝の天気分布(ウェザーマップ)

 29日(木)は西から雨の範囲が広がり、南西諸島や西日本の太平洋側は局地的に激しく降るおそれがある。東日本の太平洋側も3月1日(金)の午前中は、雨脚の強まる所がありそうだ。

3月5日(火)にかけての天気と最高気温(ウェザーマップ)

 その後、2日(土)にかけては冬型の気圧配置となり、上空に今の時季としては強い寒気が流れ込む見通し。北日本の日本海側や北陸の山沿いはまとまった雪となるおそれがあり、北陸の平地や西日本の日本海側でも雪の積もる所がある見込み。晴れる太平洋側も、週末は冬の装いが必須となりそうだ。

(気象予報士・高橋和也)

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