【横須賀市】長安寺「板著色 火伏せ不動明王図額(絵馬)」を重要文化財に指定

横須賀市において、長安寺が所蔵する「板著色 火伏せ不動明王図額(絵馬)」が、2024年2月26日(月)付で指定重要文化財として新たに追加された。

幕末から明治前期にかけて活躍した日本画家、河鍋 暁斎(かわなべ きょうさい)の作品で、制作時期は明治5年(1872年)頃とされている。

作品は、虚空に現れた不動明王を拝礼する石工を描いた額絵(絵馬)で、石工の傍らには彫りかけの石像が横たえられている構図となっている。

制作当時、久里浜と浦賀を結ぶ明治4年(1871年)の久比里坂開削などが背景にあったことから、横須賀ゆかりの事跡を踏まえた歴史資料としても貴重な作品とされる。

今回の指定により、横須賀市指定重要文化財等は全部で96件となった。

概要は次のとおり。

名称

板著色 火伏せ不動明王図額(絵馬)
読み:いたちゃくしょく ひぶせふどうみょうおうずがく(えま)

作者

河鍋 暁斎(かわなべ きょうさい)天保2年(1831年)~明治22年(1889年)

制作時期

明治5年(1872年)頃

所有者

宗教法人 長安寺

所在地

横須賀市久里浜2丁目366番1(地番)

問い合わせ

横須賀市教育委員会事務局 教育総務部 生涯学習課

  • 所在地:横須賀市小川町11番地 本館1号館6階
  • TEL:046-822-8484
  • FAX:046-822-6849

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