広島・新井監督、若手の成長に手応え 競争は「シーズン中もずっと続く」

◆ 「若手が頑張っている姿をマツダに観にきて」

広島は27日、春季キャンプを打ち上げた。新井貴浩監督(47)は1日から宮崎県日南市、15日から沖縄市で行った一軍キャンプを振り返り「ここまで順調に来ている」と総括した。

野手はオリックスへFA移籍した“ポスト西川龍馬”争いが今キャンプの焦点だった。オープン戦では中村健人がチーム1号弾を放ち、欧州代表との強化試合(3月6、7日)に臨む侍ジャパンのメンバーに選出された高卒3年目の田村俊介は、沖縄でのオープン戦3試合で打率.300をマークした。

若手の外野争いについて指揮官は「非常にいい競争をしてくれている。沖縄に来て実戦が多くなったが、その中でも若い選手がすごくアピールしてくれているのでうれしく思います」と満足気。「内野手なら二俣(翔一)、キャッチャーの髙木(翔斗)もそう。みんなレベルアップしているなと感じる」と目を細めた。

「オープン戦もしっかりと競争してもらおうと思いますし、これはシーズンに入ってもずっと続く」とメンバーの絞り込みはこれから本格化。「若い選手の競争はファンの方も楽しみにしていると思う。オープン戦は週末にマツダでたくさん試合がある。ぜひ、若い選手が頑張っている姿を観にきてください」とファンに呼び掛けた。

© 株式会社シーソーゲーム