タイヤ全体の税抜平均価格は前年同月から8%、店頭では7%、インターネット10%上昇ー2024年1月の自動車用タイヤ・エンジンオイル・バッテリー販売速報ー

GfK Japan(東京:中野区)は、全国のカー用品店、タイヤ専門店、ガソリンスタンド、ホームセンター、インターネットの販売実績データを元に、市場規模相当に拡大推計した自動車用タイヤ、エンジンオイル、バッテリーの販売速報を2024年2月27日に公表した。

タイヤ

2024年1月の自動車用タイヤ販売は、本数前年比14%減と不調であった。店頭では同15%減、インターネットでは同14%減と前年を大幅に割り込んだ。冬タイヤが本数前年比28%減と著しく減少したことが影響した。西日本では前年同月の降雪による駆け込み需要の反動減により、近畿では本数前年比44%減、中四国九州では同54%減となった。タイヤ全体の税抜き平均価格は11,659円と前年同月から8%上昇し、店頭では7%、インターネットでは10%上昇した。金額前年比は8%減と低調で、店頭では9%減、インターネットでは5%減であった。

エンジンオイル

2024年1月の自動車用エンジンオイル販売は、販売量(リットル換算)ベースで前年比6%減と低調であった。4L缶の販売は数量前年比14%減と不調で、店頭が同13%減、インターネットでは同22%減とともに二桁のマイナス成長となった。4L缶の主要な粘度では、0W-20が数量前年比11%減、5W-30が同18%減と減少したものの、0W-16は同20%増、0W-30は同10%増と伸長した。4L缶の税抜き平均価格は4,171円と前年同月から9%上昇し、店頭では10%、インターネットでは7%上昇した。4L缶全体の金額前年比は6%減となり、店頭では5%減、インターネットでは17%減であった。

バッテリー

2024年1月の自動車用バッテリー販売は数量前年比6%減と低調で、店頭では7%減、インターネットでは3%減であった。標準車・充電制御車用バッテリーが数量前年比9%減であったことに対し、アイドリングストップ車用バッテリーは同5%増と前年を超えた。バッテリー全体の平均価格は前年同月から6%上昇し13,350円となり、店頭では9%、インターネットでは2%上昇した。これにより、販売数量は前年を下回ったものの、金額前年比では0.2%増と前年からほぼ横ばいに留まった。店頭の金額前年比は1%増であったことに対し、インターネットでは2%減であった。

・タイヤはカー用品店、タイヤ専門店(メーカー系列を除く)、ガソリンスタンド、インターネットを集計対象としております。
・エンジンオイル及びバッテリーはカー用品店、ガソリンスタンド、ホームセンター、インターネットを集計対象としております。

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