沖縄キャンプ 堂林翔太が手締め「優勝・日本一、ぼくたちなら必ずやれます」 森下暢仁は新球スライダーでキャリアハイ成績を 床田寛樹「中心として…」広島カープ

石田充 アナウンサー
広島カープが2月15日からキャンプをきょう27日まで13日間行った、こちら沖縄の海です。中日のキャンプ地になります北谷の海です。中日とは先週金曜日、オープン戦を戦ってカープは10点取った、すばらしい戦いを見せてくれました。

そして、南の方へカメラが向いて、東の高速道路を通っていきますと、いろんなスポーツ施設があります。カープのキャンプ地でもあります、白い屋根・スタンドがあるのが、「コザしんきんスタジアム」(沖縄市)ということになります。

今回、わたしはこの沖縄キャンプの全日程を近くで取材させていただいたんですけれども、新井貴浩 監督がさきほどのインタビューの後に言っていたのが、「点数をつけるなら100点満点で何点ですか?」という問いに対して「100点」と表情も柔らかく言ってくださったんです。本当に充実の13日間という、あのスタジアムでの鍛錬の日々ということになりました。

新井監督は、ふだんから手のことを「家族」と言います。今回、1軍のキャンプは、41人の選手が帯同してきました。やっぱり、過去にないぐらい若い選手が多かったなという印象の1軍キャンプでした。1軍出場がまだないという、3年目の 髙木翔斗 選手であったり、高卒4年目の 二俣翔一 選手もいました。二俣選手はもう「次は大学4年生がドラフトで入ってくるので、今から危機感なんです」と口にしながら、でも、しっかりと結果を残してきて、しっかりと現状、1軍に帯同していると。本当に充実の家族の底上げができたんではないかなという印象のこの沖縄キャンプになっています。

選手たちはもう球場を後にしたんですけれども、撮れたての声があります。

選手会長から感謝とゲキ!

広島カープ 堂林翔太 選手(沖縄キャンプ手締めあいさつ)
「みなさん、1か月のキャンプ、お疲れさまでした。みなさんのおかげで無事にキャンプを終了することができました。ありがとうございました。これから広島に戻り、オープン戦、シーズンへと本格的に入っていきます。監督・コーチ・選手・球場スタッフ全員が力を合わせて心を合わせて一丸となって1年間、戦っていきましょう。そして、6年ぶりのリーグ優勝、40年ぶりの日本一を勝ち取りましょう。ぼくたちなら必ずやれます。それでは、1本締めで締めたいと思います。お手を拝借。いょー」

新球スライダーで自身、最高成績を目指す

広島カープ 森下暢仁 投手
― キャンプ、1か月お疲れさまでした。どのような時間に?
「本当、充実したいい時間になりました」

― 特にこのキャンプでやりたいことは?
「昨年、なかなかボールが投げられなかったので、しっかりとボールを投げて、ピッチングにつなげていけたらなと思ってやっていました」

― 1年前のキャンプは右ひじの手術明け。比べて今のコンディションは?
「自分の中でもいいコンディションでいろんなことができているので、今は本当、すごくいいなと思っています」

― ブルペンでまっすぐ・変化球、それぞれの手応えは?
「今のところ、本当に順調に来ているので、これを継続して、もう少し強度を上げていったりとかできたらいいなと思っています」

― 前田健太 投手から教わったスライダーの手応えは?
「いや、まだオープン戦があるので、そこでいろいろ試しながらやっていきたいと思います」

― おととい、この球場でシート打撃に登板。バッターに投げて、いかが?
「本当、こうやって試合の中で投げて、これから行くので、その中でまたいろんなことを感じられると思いますし、やってみて、いろんなことを感じてシーズンに入っていけたらなと思っています」

― キャンプでは大分の後輩、ドラフト1位の 常廣羽也斗 投手ともコミュニケーションをとる時間があったと思いますが?
「元気がありますし、いろんな…。だいぶもう、たぶん1か月で慣れてきていると思うので、これからしっかりと準備して、一緒にローテに回る日が来たらいいなと思っています」

― 開幕の前に日の丸を背負って練習試合。侍での試合に向けては?
「投げる機会もそんなに多くないと思うので、出番があるところでいいパフォーマンスを出せたらなと思います」

― 他球団の選手とこういったことを聞いてみたいというのは?
「特にそこまで考えてないですけど、なかなかそういう機会もないのでいろんな感じることがあると思うので、いろんなことを感じながら充実した日にしたいなと思います」

― 開幕までおよそ1か月。どういったプランを描いている?
「もう実戦が入ってきて、実戦で投げてみてしか感じられることがないと思うので、そこで投げながらいろんなことを感じて、シーズンで同じようなミスだったり、そういうことをなくして入っていけたらいいなと思います」

― プロ5年目のシーズンが始まります。どういった1年に?
「本当に優勝したいと思っていますし、チームがいい結果で終わるのが一番だと思うので、その中でチームの力になれたらいいなと思っています」

― 具体的にこういう成績を残したいというのは?
「もうローテ守って、キャリアハイの成績を残せたらなと思います」

― 広島からたくさんのファンの方が応援していると思います。メッセージを。
「しっかりといい準備をして開幕を迎えられるようにがんばりたいと思います。応援、よろしくお願いします」

自分が中心となって優勝・日本一へ

広島カープ 床田寛樹 投手
― キャンプはどういう時間に?
「自分のやりたいこともやれましたし、すごくいい時間が過ごせたかなと思います」

― ことしのキャンプは調整を任されてやってきたが、どういうことを意識?
「まずは変化球をしっかりと磨くっていうのと、また、大きなけがをしないっていうことを目標にやっていました」

― 変化球という話があったが、チェンジアップなど手応えは?
「投げるたびによくなってきているので、これから実戦に入ってくるので、そこで
もう1個上げていけたらいいかなと思います」

― どのあたりが特によかった?
「チェンジアップに関しては、こういう空振りしてほしいなみたいなので、空振ってくれたりとかしたので、あとはもう少しストライクの確率を上げていければいいかなと思います」

― キャンプはいろんなチームメイトと過ごせる貴重な時間だが?
「そうですね。ふだん、遠征にみんなが行くというのはなかなかないので、こういう期間でみんなでご飯を食べたりとか、ルーキーとしゃべったりとかできたので、すごくいい時間ができたかなと思います」

― 今後は実戦。どんどんオープン戦に入ってくるが、登板に向けた思いは?
「この前のシート(打撃)で出た課題をしっかりとつぶして、次、また試合で投げて、収穫と課題をまた見つけて、どんどんつぶしていければいいかなと思います」

― 出た課題とは具体的に?
「ストライクの確率ですかね。球自体はそんなに悪くはなかったので、確率だけ上げていければいいかなと思います。

― オープン戦が終われば、すぐ開幕戦。あと1か月、大事な時間になるが?
「ことし、初めて自分の好きなようにやっていっていいとは言われたので、自分のやりたいこともやりますけど、そのぶん責任もすごく大きくなると思うので、しっかりと責任を持って、自分のやれることを精いっぱいやれればいいかなと思います」

― 去年は2位で、さらに一つ上を目指すシリーズになる。床田投手の役割は?
「やっぱり優勝して日本一になる中で自分が中心としてやっていきたいなとはすごく思います」

― シーズンに向けての意気込みは?
「けがなく、去年、1回…、2回か抹消もあったので、そういうのはことしはなくして、1年間、ローテーションで回り続けるようにしたいなと思います」

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